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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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To You My Dear(9)


「どーかしましたかー」
駐車場で、マ・室長に声を掛けられ促されたミニョは、走り去る車を見つめていた顔を、ハッとした表情に変え、慌てて、マ・室長に走りよってくるとすみませんと頭を下げた。
ミニョの態度に不思議な表情を浮かべるマ・室長は、首を傾げたが、どうぞともう一度ミニョを促して、助手席に乗るように腕を出している。
「あっ、はい・・・」
考え込む表情のミニョに不思議な顔を向けながらもエンジンを掛けたマ・室長は、シートベルトを引き出したまま、一向にバックルに嵌める様子のないミニョに首を傾げるともう一度どうしましたと聞いた。
「あっ、ええと、あの方・・・」
ミニョは、高級スポーツカーで去っていった打ち合わせの相手についてどなただったでしょうとマ・室長に尋ねている。
「どなた!?というのは!?」
「ええと、どこかでお会いした事が・・・」
考えながら、ベルトをバックルに固定したミニョの手元を見ていたマ・室長は、車を発進させると、暗い駐車上から昼間の空の下に動く車体に光が降り注がれ、ミニョが僅かに目を細めた。
「どこだったでしょう!?」
頬を包み込み俯く顔を左右に傾けて考えているミニョは、思い当たる事が無いとマ・室長に質問をしているが、マ・室長も不可思議な顔をしている。
「化粧品会社の社長ですからね・・・CM撮影とかじゃないですか」
昼間のソウルの街並みを眺めながら考え込んでいるミニョは、外の景色を見つめながら更に首を傾げた。
「うーん・・・そうでしょうか!?」
「以前もこの会社のCMオファーを受けた事がありましたよね」
マ・室長も考え込む様にミニョに質問を返している。
「ええ、リンが生まれるずっと前ですから・・・」
かなり前ですねと言ったミニョは、まだ、うんうん呻りながら考えていて、マ・室長も不思議な顔をしながら運転をしていた。
「・・・それで、シスターどうするんですか!?」
ミニョの思案に日が暮れそうだと小さく呟いたマ・室長は、ちらっと隣を見て、小さく溜息をつき、話題を変えている。
「えっ!?」
「テギョンに・・・話すのでしょう・・・」
運転するマ・室長の横顔を見たミニョは、苦虫を噛み潰した様な顔にクスッと笑うとはいと頷いた。
「勿論です!オッパにお話しなければ!」
両手の拳を握ってフロントガラスを真直ぐ見つめたミニョが、元気に返事をすると、瞳だけを横に向けたマ・室長が、戸惑っている。
「えっと、その、ですね・・・・」
言い難そうに、口篭り続けるマ・室長は、蟀谷(こめかみ)が僅かに痙攣し、怖気づいた様にくぐもった声を出し、ミニョをちらちら確認した。
「なんですか!?」
恍けた様なミニョの明るい顔が、マ・室長に向けられると意を決した様な表情のマ・室長が、ハンドルを固く握り締め、前を見据えたまま軽く頭を振っている。
「あいつ、反対すると思うんですけど・・・」
信号で止まる車と供にはぁーぁと長い溜息を吐くマ・室長が、テギョンは無理だと思いますと言った。
「そんな事、無いと思いますけど」
マ・室長の脅えた様な顔に不思議な顔をするミニョは、オッパは優しいですからと言ったが、それに目を見張るマ・室長は、クタッとハンドルに頭を伏せて、シスターダケデスヨーと情けない声を出し、そうですかねぇと答えるミニョに信号が変わった事を指摘されている。
「いや、だからですね・・・」
再び動き出した車の中で前を見据えるマ・室長の足元は、心なしかアクセルを踏み込むのを躊躇っている様で、僅かにスピードを落とし、明らかに遠回りであろう道を選んでいて、事務所に戻る事を躊躇っている事が伺えたが、ミニョは、全く気付いておらず、両手を併せて、オッパは大丈夫ですと独り言の様に呟いた。
「だって、もう、契約書にサインしてますよね」
「ええっと、それは・・・ですね」
「一度引き受けたのですから、精一杯頑張ります!」
「いや、あの、テギョンが・・・ねぇ・・・」
「大丈夫です!オッパが引き受けたんですから!」
「いや、それは、まぁ、そうなんですけど・・・」
「オッパの為にも頑張ります!」
こんな会話を続けながら、時間稼ぎをしていたマ・室長の努力も虚しく、車は、事務所の敷地に入っていくのであった。
 
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なじょなじょは~もうちょっと引っ張らせてねー\(^o^)/
最後まで読んで頂いてありがとうございました(*^▽^*)


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