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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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To You My Dear(14)

スタイリスト希望のジョンアssi!ナムジャ(男性)なの(笑) 
 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「嘘つき妖精め!何、考えてやがる!」
ミニョの手を引いて、廊下を歩くテギョンは、後ろをついてくるジョンアとリンには、目もくれず、練習室に入ると周りを見回してミナムは何処だと聞いた。
「ミナムならヘイと電話してくるっ・・・て、隣じゃないかな」
テギョンの形相に何事という顔をするシヌとジェルミにミニョは、こんにちはと笑顔で挨拶をして、テギョンの手を剥がす様に外している。
「も、オッパ、お仕事終ってからでも良いじゃないですかぁ」
「煩い!素性が解らない人間をお前の傍に置けるかっ!!」
「素性ってオンニの紹介ですから・・・大丈夫でしょ」
「だからってな!男をお前に近づける気はない!!」
大きすぎるジャケットに袖を通して膨れているミニョは、暑いですと小さく呟いていて、テギョンを上目遣いに見つめるとギロッと視線が向けられた事に背中を引きながら小刻みに首を振った。
「それは・・・その・・・」
扉に立つジョンアを見たミニョは、女性に見えますけどと言っていて、テギョンとミニョの会話に不思議な顔をしたジェルミとシヌが、スタジオの入り口を覗き込んだ。
「こっ、こんにちは」
「こんにちは」
「綺麗な人だね、モデルさん!?」
嬉々としたジェルミの声にギッと視線を向けたテギョンが、男だぞと言っている。
「えっ!嘘っ!」
「男!?」
驚いた様に中扉の前に駆け寄ってジョンアを凝視するふたりにチッと舌打をしたテギョンは、ツカツカと廊下に出て行くと隣の部屋の扉を開けてコミナムと大きな声で呼んだ。
「あーー!?」
奥からアメをしゃぶって携帯片手に出てきたミナムは、何か用と言って、忙しいんだけどと耳に携帯を当てたまま、目を細めているが、テギョンも目を細めるとミナムを見て顎をあげている。
「その電話!ユ・ヘイか!!!」
「ほ、うん!そうだけど・・・何か用!?」
「用があるから呼んだんだ!貸せ!!!」
テギョンは、ミナムの携帯を奪おうと腕を伸ばしたが、一瞬早く後ろに飛びのいたミナムが、携帯を背中に隠して何するんだよとテギョンを軽く睨み、液晶の画面をちらっと覗くと、視線はテギョンに合わせたまま画面に頷いた。
「煩い!お前じゃ話にならん!スタイリストって男じゃないか!!」
「へっ、はれ、もう、ばれちゃったの・・・」
丸いキャンディを口に咥えて、きょとーんとするミナムは、テギョンを見つめると口角をヒクッとさせたテギョンが、ゆっくり顎をあげて、引き攣りながら聞いている。
「おっ、前~!!知ってたな!!」
「なっ、なんなんだよ~」
状況が全く見えていないミナムは、テギョンから逃げようと右に左に動き回るが、テギョンも左右に動いて、ミナムから携帯を取ろうと腕を伸ばしては逃げられるを繰り返していて、互いに軽く息が切れる程に何故か追いかけっこに集中していて、あのーと掛けられた声に鋭い視線を投げた。
「わっ、えっと、オンニとお話をしたいです!」
ジャケットの袖から指の先を出して、ミナムに腕を伸ばしたミニョが、横目でテギョンをちらちら見ながら立っていて、ふたりを交互に見たミナムは、ミニョの手を見てからテギョンの顔を見ると、ミニョの顔を凝視したまま固まった様に止まっているテギョンを見て、スッと背筋を伸ばすといいぜと言って、ミニョに携帯を渡そうとしたが、伸ばされた腕にテギョンが一瞬早く携帯を攫っている。
「あっ!」
「ちょ!ヒョン!!」
「チッ!お前達じゃ話にならないと言ってるだろ!おい!嘘つき妖精!!!」
背伸びまでして、腕を高く掲げ、翳した携帯を見上げているテギョンは、映っている白い影に何だと目を細めていて、テギョンから携帯を取上げ様としている双子は、両脇に立って精一杯腕を伸ばしているが、どちらも長さが足りなくて、同じ顔で同じ様に上をみて、何故か奇妙な連携を見せた。
「アッパ!貸してください!」
「オッパ!貸してくれなきゃ嫌いになっちゃうわ~」
その言葉に背中をぶるっと震わせたテギョンは、大きく見開いた目でゆっくり顔を下に向けると、間違える事は無く左側に居たミナムを見つめ、テギョンと視線が合ったミナムは、アッパ~と甘い声にウィンクまでして見せ、その行動に動揺して腕を下に降ろした隙にミニョが、テギョンの手から携帯を取上げている。
「ふふ、やっぱりオッパです!」
「さすが!我が妹!」
肩を寄せ合ったミナムとミニョは、くるっとテギョンに背中を向けると携帯に話し始め、寒気がした様に両腕をクロスさせ自身を抱きしめたテギョンは、ゆっくり振り向くと二人の背中を凝視して、息を整えた。
「オンニ何してるんですかぁ」
「着替えてたんだよ」
「きっ、着替え~」
「ああ、俺と話してるだけだから別に良いだろ」
「そうですけど」
テギョンそっちのけでミナムとミニョは、頭をくっつけて会話をしていて、二人の背中を見つめているテギョンは、胸に手を充てて息を吐き出し、人差し指で唇に触れ、天井を見上げて、大きな大きな溜息をつくと、コミナムと抑揚の無い声で呼んだ。
「あーヒョン!悪いけど俺も会った事が無いから解らないよ~ヘイに聞いてみなくちゃ」
「オンニ~まだですか~」
ミニョが、携帯に呼びかけるとヘイが返事をして、少し待てと言っている様で、待ちますと頷いたミニョは、両腕を顔の前に上げ拳を握って待っている。
(ああーもう!それで、何がどうなったの!)
やっと携帯画面に顔を見せたヘイは、並んで立つ双子を交互に見ると顔を左右に振っていて、何故かぷっと吹き出した。
「失礼だな!」
(はは、ごめんごめん何か二人が並んでるの見るの久しぶりだわ)
口元に手を当て画面の中でひとしきり笑ったヘイは、それでともう一度聞いている。
「ていうか、俺も知らないぜ!」
ミナムが、ミニョの顔を見たが、ミニョも首を傾げていて、二人の背後にいるテギョンは、腕を組んで呆れた様に額に手を置くと、唇を尖らせて、左右に動かし、頭を振ると貸せっと言って再び、携帯を取上げたのだった。

 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★
読んで頂いてありがとうございます(*^▽^*)
そして、オンヂェナ チョンマル コマウォヨ~(いつも本当にありがとう)お団子~ごちそうさま~

byアメーバピグ


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