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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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ワン・ツー・スリー!? (18)



あんにょん(^_^)/今日は、シヌとジェルミだけでっすっ(‐^▽^‐)
もうちょっと続く予定~もう少しだけお付き合い下さい!
ご訪問ありがとうございまーす♪

 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「ヒョーン!ミニョの復帰作、決まったのー!?」
宿舎のダイニングで、ジュースを作っていたジェルミは、廊下を歩いてくる足音に上半身を大きく傾けてシヌを迎えた。
「ああ、タイアップらしい」
変装用といおうか、伊達眼鏡を外しながらジェルミの後ろを通り抜けたシヌは、手を洗って、早速、お茶の準備を始めている。
「ふーん、テギョンヒョンいつの間に決めたんだろ」
ジューサーのスイッチを入れ直し、中身を確認しながら攪拌していたジェルミは、ドロッッドロの液体をグラスに注いでいて、それを見ているシヌは、目を細めながらジェルミの手元を見た。
「レコーディングって、事務所でやるのかなー!?」
シヌの方に向き直って、持っていたグラスを目の前で煽るジェルミは、苦ッーいと顔を顰めているが、ジッとそれを見ていたシヌは、何を入れたんだと指を指して聞いている。
「さあな、自宅でも出来るだけの設備は整ってるからな」
苦い顔をしながら床を指差したジェルミの足元には、根菜と、果物が入り混じった箱が置かれていて、それぞれに、僅かに切り分けた跡があり、それらを少しづつ、カットして使った事が伺え、シヌが、不思議な顔でどうしたんだと聞くとミナムがくれたと言ったジェルミは、まずいよーと言いながら、水を汲み直し、それで、口を漱ぎ、それに薄く笑ったシヌは、健康管理の為かと呟くとカップにお茶を注ぎリビングへ歩き出した。
「そうなんだよねー!ヒョンの事だから、あっちでやりそうだなぁ」
ジェルミもまずいと言った筈のジュースをグラスに並々注ぎいれると反対の手にはしっかり水の入ったグラスを持ってシヌの後を追っていく。
「子供達の練習スケジュールは、どうなってるんだ!?」
「俺達のテレビ出演とかがあるから、そっちにあわせて組んでるってヒョンが言ってたよ」
リビングのソファに座ったシヌの隣でテレビのスイッチを入れたジェルミは、グラスに口をつけ、また、まずいと言い、苦い顔を続けていて、忙しく右と左と交互に口に運んでいる。
「あいつの事だからミニョの録音日までは、練習させるつもりかな」
「うーん、でもさぁ、ヒョンの歌、どんなやつかなぁ」
「そうだな・・・ミニョの復帰一作目だからな」
「うん!それにソンベの話も気になるよね」
「ああ、俺達の誰かと・・・か・・・」
「うん!ミニョと一緒に歌えるなら、俺、やっても良いなぁ!ふたりでテレビとか雑誌とか出演、出来るよねー」
テレビを見始めたジェルミは、バラエティーなのか歌番組なのかを迷っている様で、チラッと横を見るとシヌに意見を求めるような瞳を向けているが、笑っているシヌも好きにしろと言って、あまりそちらには興味が無い様だ。
「そうだな」
「シヌヒョンは!?出たくないの!?」
まだカチャカチャとリモコンを弄っているジェルミは、ミナムの姿が映るとアレッと言って、今日だっけと時計を見ている。
「それは、俺だってミニョと一緒なら、出たいけどな」
お茶を飲みながら薄く笑うシヌは、それにしろよとジェルミに言い、どうやらミナムが司会を務めている音楽番組に落ち着いた様だ。
「何さー」
「睨まれたくは、ないかな」
約二名にと言ったシヌは、クスクス笑っている。
「二名!?」
「ああ、小さいのがいるだろ」
「えっ、もしかしてリンの事!?」
不思議な顔をしてテレビとシヌと忙しく顔を動かしているジェルミは、画面に映る新鋭グループを指差してこの子達好いよーと言った。
「ああ、実は、あっちの方が、怖い気がする」
カップの底が見えてきた事に前に置いていたお盆から、ティーポットを持ち上げたシヌは、お茶を注ぎ直すと、ダンスグループかと呟いている。
「うん!でもさぁー、そんな事言ったらミニョとこの先仕事なんて出来ないじゃん」
シヌに頷くジェルミは、直に表情を変えると不満そうに横に置いてあったクッションを掴み胡坐をかいてソファに座り直し、それをギュッと潰す様に抱きしめ、顔を埋めるようにくっつけた。
「まぁ、テギョンが仕事を選ぶって事は、前と変わらないみたいだし、俺達との共演はあっても他のタレントとの共演をどうするか、ちょっと楽しそうだよな」
「あーシヌヒョン、まーた何か考えてるでしょー」
「面白いものが、見れそうだなと思ってるだけだ」
悪戯に薄く笑いを浮かべるシヌは、心から楽しそうで、それを見ているジェルミは、ヤーな感じと嘯いている。
「それって、面白いヒョンって事!?」
「さぁな」
恍けて答えないシヌに不満そうなジェルミは、教えてよーと唇を尖らせるが、相変わらずシヌは微笑み続けているだけだ。
「えーっ、というかさぁ、ミナムも同じ様な事言ってたんだよねー」
テレビ画面に大きく映ったミナムに指を指しているジェルミは、あいつもシスコンだしと小さく呟き、シヌを見つめている。
「そうか、じゃぁ、ミナムのお株を奪うのは辞めておくかな」
クスクス笑っているシヌは、ミナムのソロが始まった事に真剣な表情を見せると画面を見つめながら、唇に触れ、耳を傾けた。
「あーっ、もう!やっぱり何か考えてるんじゃないかー」
ボスンと膝にクッションを軽く叩きつけたジェルミもシヌの表情を見ると真剣にテレビを見始め、同じ様にミナムの声を聞いている。
「ジェルミもやってみたら良いだろ、テギョンに仕返しする良いチャンスかも知れないぞ」
「仕返しって程、苛められてないよー」
画面から流れるミナムの『マルドオプシ』に聴き入る2人は、何気無く互いを見つめあい、瞬間、黙ってしまった。
「ふ、それでも、お前が睨まれる確率が、一番高いけどな」
沈黙を破るようにシヌが、ジェルミをからかう様に言葉を続けると画面をボーっと眺めていたジェルミも唇に触れている。
「それは、やっぱり、俺が、マンネだから」
「そうだな、それに、ミナムは違う目線で睨まれてるだろうからな」
「違う目線!?」
ふたりとも真直ぐ前にあるテレビに見入っていて、会話は、どこか宙を彷徨っている様に交わされているが、見つめている先にいる人物は同じだ。
「やっぱり、ミニョと比べるんだろうな」
「やっぱり」
ミナムの歌に聴きおわった2人は、どちらとも無く、ソファの背に凭れかかり、シヌは考え込むように腕を組み、ジェルミは、またクッションを抱きしめている。
「ああ、俺達の・・・A.N.Jellの楽曲は、テギョンの思いが沢山詰まってるだろ!それって、確かにミナムは、本物のミナムだけど、俺達の前に現れたのは、コ・ミニョって女の子で姿形は、確かに似てるけど、やっぱり違うだろ」
「うん」
「本当は、ミニョに歌って欲しいんじゃないか思う曲もあったよな」
「ミニョの為に書いたってこと!?」
「まぁ、そういう曲もあるって事だ」
天井を見上げながら頷いているシヌは、クスッと笑うと知っているかと言った。
「なに!?」
ジェルミが、前屈みになると、俯きながらシヌの答えを待っている。
「ミニョのハナ、トゥル、セゲ!」
何それと不思議な顔をしたジェルミにシヌは、クスッと笑みを浮かべるとミニョの習慣なんだけどなとクスクス笑いながら語り始めたのだった。




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