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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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セカンド・ステップ!?その後のafterafter(4)


「ねぇ、ま~だ~」
「落ち着けよ!まだだろ」
ふわふわ、そわそわ、行ったり来たりしているジェルミに長椅子に座って、両腕を背もたれに伸ばし、ふんぞり返る様に無機質な天井を見上げているミナムが、呆れた様に声を掛けた。
「ったく、お前が父親みたいだな」
「そっ、そんな事言ったってさー!こーんなに待つものなのー」
「そんなに、時間、経ってないだろ」
ミナムが肘を曲げて時計を見ると、座れと横を二度程叩いて、ジェルミは、落ち着かないながらも渋々と隣に腰を降ろしている。
病院に到着してから、かれこれ、二時間あまりが経過していた。
ヘイの言葉通り、リンの時と同じ病院である為、医療スタッフも当時と同じ人物ばかりで、検診等で、何度もミニョと一緒に病院を訪れていたテギョンも顔なじみの女医が笑顔で、まだよと言ってくれたおかげか、割と落ち着いた時間を過ごしていた。
「煩いな!お前達、今日の仕事は、どうしたんだよ!」
そわそわ落ち着かないジェルミにイラッとしたらしいテギョンが、組んだ足に肘を乗せ、手の甲に顎を軽く乗せるとチラッと後ろを見て、ああと言ったシヌが、返事をしている。
「コンサートの為の雑誌取材があったけど、お前がいないから、早々に切り上げられたよ!写真も4人揃ってるのが欲しいって」
「そう、なのか」
この1ヶ月、ミニョの予定日が近づいた事で家での仕事を中心にしていたテギョンは、更に仕事をセーブしていて、後2ヶ月は、作曲以外の仕事を請けないということでアン社長とも合意を得ていた。
「それより、お前、随分落ち着いてるんだな」
シヌが、前の長椅子の背に手を乗せるとテギョンの顔を覗き込んで聞いた。
「うん、ああ、リンの時の事を考えてた」
組んでいた足を下ろし、お腹に両手を当てているテギョンは、目を閉じて、僅かに顎をあげている。
「ああ、あの時って、俺たち仕事中だったな」
シヌが、唇に触れながら、応えた。
「ああ、ミニョの陣痛が始まったのも知らなくて生まれたって言われてから、夜、病院に来たからな」
夜も遅かったとテギョンは当時の事を思い出している様だ。
「あの頃は、まだ、お前達が結婚したばかりで、最初の子だったし、メディアも煩かったよな」
シヌの言葉に頷くテギョンは、落ち着いているせいか、待っているこの時間も楽しんでいる様で、僅かに口角をあげている。
「ああ、ミニョの気持ちも解らないわけじゃなかったんだけどな・・・引退してもメディアに追われて、ネットに一部、載ったものもあったからな」
「今回は!?」
「俺が一緒にいたせいもあるだろうけど、前よりは、少なかったな」
「芸能人であるが、故か」
「そうだな」
他愛も無い話をしながら待つ時間、それでも皆落ち着いて時を過ごしていたが、ふと、ジェルミがアレッと言って、キョロっと周りを見ている。
「ねぇ、そういえばリンはー!?」
「ああ、あいつなら、俺の携帯をもってどこかに行ったな」

★★★★★☆☆☆★★★★★

(そう、もうすぐ)
「うん!もうすぐ!」
(解った、電話をありがとう)
「うん!またね」
携帯の画面に手を振って、切断を押したリンは、ポケットから、紙を取り出すと、それをジッと見つめて、テギョンの携帯の暗証番号を呟きながら解除していく。
「えっと、サーパ(ル)イ・・・」
解除し終えた携帯に番号を打ち込んで、それを耳にあて、コールされる音を聴き、暫くして、相手が出ると、胸の前に携帯を降ろし、あんにょんと笑顔で手を振って、相手も楽しそうに返事を返している。
「あのね、オンマね、もう生まれるの!それでね、今、病院なの」
(そう、天使がくるんだね)
「うん」
(解ったよ、ありがとう)
「うん!じゃぁね」
こちらにも、手を振って切断をしたリンは、病院のロータリーに立っていて青い空を見上げると、ふふっと満面の笑顔を零している。
「天使さん!もうちょっとだね!僕だけのオンマだけど、半分あげる!だから、早く!早く出てきてね!みんな、みんな、待ってるよーーー」
誰とも無く最後は大きな声でそう叫ぶと、午前中の時間帯で、病院を訪れてきたり、帰宅する人々が、驚いた様に小さなリンに目を留めて、ギョッと目を丸くしたが、直にクスクス笑ってすれ違って行った。
そんな人々に照れた様に笑いを零したリンは、携帯電話を握り締めると自動ドアを潜ってテギョン達のいる待合ルームに向かって走っていた。

★★★★★☆☆☆★★★★★

リンはと、きょろきょろ、辺りを見回していたテギョンは、角を曲がって走ってきたリンを見つけると、どこに行ってたんだと言って、立ち上がり、その両手を拡げていた。
テギョンの腕にリンが、飛び込むのとほぼ同時刻、待合室の前の扉から小さな小さな声が漏れ聞こえ、一斉にそちらを見た面々は、徐々に笑顔を浮かべていき、テギョンの顔を見たリンは、きょとんとして、首を傾げている。
「生まれたの!?」
「ああ」
テギョンが、満面の笑みを浮かべてリンを見つめると、やったーと両手を上げたリンが、テギョンの首にぎゅっとしがみ付いた。
「天使が来たんだね」
「ああ、そうだ!ふたりめの天使だ」
テギョンもリンの頬に擦り寄るように顔をくっ付けると、抱き上げている腕に力が入った様で、痛いと言われている。
「どっち、どっちなの!?」
ミナムと抱き合っていたジェルミもまるでパーティーの様にはしゃぎ回り、ミナムの頬にキスをしていて、それに苦い顔をしているミナムは、ジェルミのシャツを掴むと引き剥がすように後ろに引いている。
「割と早かったわね」
ヘイが、時計を見つめてそう言うと、シヌが、笑顔で、テギョンの肩を叩きおめでとうと言った。
テギョンは、照れ隠しなのか、何も言わずにただ、頷いて、どこか、ほっとした様に小さく溜息を零している。
待合室前の扉が開けられたのは、丁度そんな時で、看護師が、ファン・テギョンssiと呼ぶと、どうぞと促されたテギョンは、リンを抱いたまま中に入って行った。

★★★★★☆☆☆★★★★★

看護師に促され中に入ったテギョンは、バッと開けられたカーテンのその向こうに拡がった廊下との明暗の違いに僅かに目を伏せると午前中の光に包まれる白い空間に徐々に目を慣らす様に立ち止まり、右に向けた視界に看護師の手がどうぞと促しているのを見て取ると、頷いて足を出した。
腕の中にいるリンが、ワクワクしているのか、その顔をちらりと見て、ふっと笑うと、処置室の奥にあるカーテンを看護師が再び開けてくれる。
そこに横になっているミニョの姿を見たテギョンは、リンを床におろすと、スッと片膝をつき、ミニョと呼んだ。
「オッパァ・・・」
額に大粒の汗をかき、安堵した顔のミニョが、テギョンを見とめて手を差し出し、その手を取ったテギョンは、自身の頬に包み込む様に当てると空いている手でミニョの頬に触れ、頑張ったなと言った。
「・・・はい・・・ありがとう・・ございます」
傍らに置かれているタオルをミニョの頬や額に当てると後ろから看護師が、テギョンに声を掛けた。
「ご覧になりたいでしょ」
真っ白な布に包まれて、そこにいるであろう二人目の天使を抱いて、笑顔を浮かべて立っている看護師にええと頷いたテギョンは、スッと立ち上がると包まれた天使と対面をした。
「可愛いですわね」
看護師が、テギョンにそっと赤子を渡している。
「ええ、天使ですね」
「お母様に似ているわね」
両の腕(かいな)にスッポリと収まるその赤子を抱いたテギョンは、満面の笑みを浮かべると、ゆっくりミニョの方に振り返った。
「美しい天使だな」
「そう・・・ですか」
「ああ、お前に良く似てる」
「ふふ、まだ、どっちか解りませんよ」
安堵しているが疲れきった顔のミニョと満面の笑顔を浮かべるテギョンが、そんな会話をしていると二人の間で、交互に顔を見上げていたリンが、ツンツンとテギョンのスラックスを引っ張っている。
「アッパ!僕も見たい!!」
ミニョの横になるベッドに背中をつけたリンは、テギョンの正面に回るとその白い布を見上げて、見せてと言った。
そんなリンの様子にクスッと笑ったミニョとフッとニヤけた笑いを零したテギョンは、ちょっと待てと言うと看護師が差し出してくれた椅子に座った。
「ほら、良く見ろよ」
テギョンが、優しく抱いている腕を僅かに傾けて、リンに顔が見える様に調整してやると見せてと言ったは良いが、腰が引けて恐る恐る覗き込むリンにミニョが、更にクスクス笑っている。
「リン!ヨドンセン イエヨ(妹ですよ)」
「ヨドンセン!?」
「ええ」
「そうか」
抱いているテギョンもどちらかを考えていたのか、ミニョの言葉に頷いている。
「大事にしてくださいね!あなたの・・・妹です」
ミニョが、笑顔を浮かべ、小さな天使を見つめるリンに手を伸ばすとその手を握ったリンも笑顔を浮かべて大きく頷いている。
「新しい家族です・・・」
「天使が、増えたな」
「ええ、愛せるものが増えました」
「お前のおかげだな!コ・ミニョ!ナウィヨシン(俺の女神)」
テギョンがそう言うと笑顔のミニョは、頬を赤く染めている。
「オンマ!アジュチョアハダー(大好き)」
それを真似る様にリンもそう言うと、テギョンの腕の中の小さな小さな天使が、あぶぅと声を出し、驚いたリンが、そちらを見て、ミニョと顔を見合わせていたテギョンが、はははと笑って二人目の天使を向かえたのだった。

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

やったー!終わりー!
ヨドンセン=妹でしたー!

どっちにしようかなー(-^□^-)と、色々考えて、考えて、双子も考えたけど、
ここで双子作っちゃうと後(他の話ね)が厳しいー(゚_゚i)てなわけで、こうなりましたーA=´、`=)ゞ

色々思うところもおありかと思いますが、すずは、こんな感じでーす!
最後まで読んで頂いてありがとうございましたー(*^o^*)

まったねー(・ω・)/
あっ、言い忘れ! これ、『おまけ』有りです(笑)もう一本!リンの言葉が曲者なんだよねー(^Ⅲ^)
テギョンに関わる、そして、この話に関わる物を書きまーす!
また、楽しんで頂けたら、嬉しいです!ありがとうございましたー(*^o^*)/~





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