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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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セカンド・ステップ!?その後のafterafter(3)



(=⌒▽⌒=)待ってる!?待ってた!?待っててくれた-!?
ひっさびさのこの話、忘れちゃったよーなーんて思いながら読み直し書き直し、
結局どっちにするんだーってな感じですが、今日は、産まれる!?生まれるのかなぁ(笑)
楽しんで頂ければキッポヨー(嬉)(-^□^-)


 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

その日は、朝からミニョの様子が少し変で、朝食の準備もそこそこに時計ばかりを気にして、お腹に手を当てたり、腰を擦ったり、予定日も近い事から心配したテギョンが、リンの世話をして、朝食を食べさせ、ミニョは、決して辛そうにしている訳ではないけれどリビングのソファに座ったまま、お腹を逸らすようにソファに座り、目を閉じて深呼吸を繰り返していた。
「ねぇ、アッパー、産まれるの!?」
そんな、ミニョの様子に食事も喉を通らないのか、テギョンの袖を引っ張っているリンは、ミニョを見つめて、心配そうな顔をしている。
「ああ、けど、ミニョに聞いてもまだだと言うんだよな」
リンが産まれた時は、1ヶ月以上も前にテギョンに内緒であらゆることが決められ、2週間ほど前にミニョは勝手に入院してしまっていた。
もし、次があるなら今度は絶対それを避けたいと思っていたテギョンだが、如何せん、リンがいるとはいえ、何もかもが初めての経験で、どうしていいのか判らず、ミニョに病院に行こうと言ってもまだですと笑顔で断られていた。
いつものミニョ一人の身体なら、そんな意見など聞かず、強引に車に乗せて病院までの道のりを走る事も出来るのだけれど、身重のミニョにそれを出来るはずも無く、歯がゆい気持ちを抱えながらただ、その様子を見ているしかなかった。
「まだ・・・なのか」
ミニョが、気にする様に時計を気にしたテギョンは、ジッとミニョの様子を見つめていて、リンも隣でジッとミニョを見ている。
食事を終えたリンとテギョンが、シンクに食器を入れ、今日の家での練習予定について話をはじめた時、玄関に来客を告げる鐘が鳴った。
「誰だろ」
来客にしては、まだ、早い時間帯で、不思議な顔をして顔を見合わせたテギョンとリンは、テギョンが顎をあげた事でリンが玄関に走って行き、深呼吸を繰り返しているミニョに少し大きな声で呼びかけたテギョンは、水を飲むかと聞くと、はいと頷いたミニョが、力の無い返事を返したので、グラスを持って、ミニョに近づいたが、廊下から賑やかな声が聞こえて、リビングに入ってきた集団を目にしたテギョンは、そのまま固まっている。
「あんにょーん」
ミナムが、先頭に立って、紙の袋を持ち上げ、後ろからリンを抱いたシヌ、ジェルミと続いていた。
「あっ、おはようございます」
ミニョが、お腹に手を置いたまま、僅かに身体を持ち上げて挨拶をするときょとんとして、グラスを持ったままソファの後ろに立っていたテギョンは、ゆっくり顔を傾けていく。
「まったまたー、ヒョンてば、変なカオー」
ミナムが、テギョンを指差すと、傾けた顔を元に戻したテギョンの眉間が徐々に真ん中に寄せられて、目も細められた。
「なっ・・・」
テギョンが、三人に何故ここにと聞こうとしたその時、廊下からもう一人、リビングに入ってきた。
「おはよう!ミニョ!大丈夫」
「あっ、オンニ!ありがとうございます」
ソファに寝そべるように座ったままのミニョの傍らに膝を突いたヘイが、お腹に手を当て、行った方が良いわねと言った。
「そうですね、そろそろ準備しないと」
ミニョもそう受け答えると笑顔を零して、立ち上がろうとしている。
そのやり取りをただ見ていたテギョンは、怪訝な顔をしたまま、産まれるのかとヘイに聞いた。
「ええ、もうすぐ、陣痛が始まると思うわ!」
「何故判る」
「昨夜ミニョから電話があったのよ!お腹が痛いし、もしかしたらって」
「何で俺に言わない」
不満そうにミニョにではなく、ヘイに毒づいたテギョンは、それでも、ミニョの正面にまわると、グラスを渡して、大丈夫なのかと聞いた。
「あんたに言ったって、何も出来ないでしょ!産むのはミニョなんだから」
立ち上がって、ミナムに準備しているものを車に積むよう指示を出しているヘイは、ミニョにどこにあるのかと訊ねた。
「ベッドルームのスーツケースに、準備はオッパが・・・全てしてくださいましたので、用意は出来ています」
「そう、だったら、病院にも連絡してあるからすぐに行くわよ」
「はい・・・」
そんな様子を唯、黙って見ているテギョンの顔が不機嫌に歪められている事にミニョが、申し訳無さそうに定まらない視線で俯きながら声を掛けた。
「オッパ・・・すみません!オッパを頼っていない訳じゃないんです!ずっと一緒にいてくれてありがとうございます!お仕事も大変でしたのに、けど、オッパに立ち会って頂くのは、私、どうしても、無理です!!」
ミニョが赤くなりながら、テギョンを真直ぐ見たが、その赤い顔に恥ずかしさというか照れが見え隠れしていて、テギョンは不思議な顔で首を傾げている。
「どういうことだ」
テギョンは、更に顔を歪めたけれど、ミニョの言葉を攫う様にヘイが、額に手をあてて、テギョンと対峙している。
「はぁーあ、あんたもう少しミニョの気持ちを考えたほうが良いわよ!リンが産まれる時、なんでミニョが一人で色々遣ったか解る!メディア対策も勿論あったけど、あんたに嫌われたくないからよ!出産なんてのはね、女にとって、本当にあられもない姿を晒すものなの!ミニョが、それをあんたに見せたくない気持ちを少しは理解しなさい!」
テギョンに指を突きつけるヘイは、呆れた様に見つめ、溜息をつきながら、首を振っている。
「結局、男は、待つだけって事だろ」
ミナムが、ヘイの後ろから声を掛けると振り返ったヘイが、そうよと頷いている。
「痛みを分かち合うのも良いけど、待っててあげるのも愛でしょ」
「入院するのか」
間抜けな質問をするテギョンにヘイが腰に手を当てて、顔をズイっと近づけた。
「当然でしょ!けど、今回は、リンもいるから、あんたは病院に泊まれる様に手配してあげたわ!ずっとミニョと一緒が良いんでしょ!」
「ああ、こいつの時に出来なかった事をしたい」
ヘイの苛立ちなどどこ吹く風で、テギョンは、立ち上がるミニョの腰を支えている。
「ふん、入院は一週間くらいよ!前の時みたいに一ヶ月もほったらかしにしないから安心しなさい!」
「お前じゃないだろ」
ミニョの体を気遣ってゆっくり歩かせるテギョンは、心配そうにその顔を覗き込みながら、大丈夫かと声を掛けている。
「オンニ、大丈夫です!リンの時も、退院してからオッパが、全部してくださいましたから」
ミニョは、テギョンに支えられながら、大丈夫ですと笑顔を返し、まだ痛みはそれほどでもないですと伝えていた。
「あら、そう」
「ふーん、潔癖症でもそういうのは、関係ないんだ」
ミナムが、子育ての大変さを知っているからなのか、感心した様に、でも、揄う様に言うと、テギョンがそちらを睨んでいて、僅かに舌を出したミナムは、シヌに顔を向けている。
「ミニョの為だからだろ」
「聞こえてるぞ」
シヌの一言は、余計だとでも言いたそうにテギョンが、ギロッと睨んだ。
「それから、あんた達にも言っておくけど!リンの時みたいなのは、辞めなさいよね!」
腰に手を当てたまま振り返ったヘイは、渋い顔でシヌ、ジェルミと見回してミナムにあんたは特によと一言付け加えている。
「なんだっけ」
「病室で騒ぐなって言ってるの!幾ら個室でも!前、追い出されたでしょ!」
ああと、三人が顔を見合わせて頷いていて、シヌの腕の中にいるリンは、何と皆を見回している。
「それから、リンは、家で預かるわ!残念だけど子供は、病院に泊められないから」
テギョンに確認する様にもう一度そちらを見たヘイは、文句は無いわよねというとリンにもそういうことよと言い、笑顔で頷いているリンも了承した事を伝えていた。
「わかったー」
「俺達の所でも良いぞ」
シヌが、リンと顔を見合わせて、その髪に軽く触れ笑顔を浮かべている。
「そうね、それに私達も仕事があるし、パパとママが、リンを連れてお見舞いに行ってくれるって言ってるから」
「そうか、すまないな」
ミニョを支えたままのテギョンが、素直にそう言ったが、ヘイは、寒気でも感じたように体に腕をまわした。
「やめてよね!あんたにしおらしくされると調子が狂うわ」
「お前もだな」
「お互いさまね」
ニヤつくテギョンにしかめ面で返すヘイは、小さく笑うとまぁ、良いわと言ったが、ミナムが、ミニョの顔を覗き込むように一歩前に出てきてのんびり声を掛けている。
「あのさー、早く行った方が良いんじゃない!?」
黙ったままで、何も言わないミニョの額には、うっすら汗が浮かび、苦笑いしていて、痛みを堪えるようにお腹を抑えている。
「ミニョ!!!!!」
「ちょッ、早く、車ッ、準備してッ!!」
ヘイが、慌てて、大きな声を出すと、ミナムが、ダッシュで、玄関に向かいリンをジェルミに預けたシヌは、テギョンに車のキーを出せと言って、放り投げられたキーを受け取ったシヌも慌てて玄関に向かって行った。
「ったく、くだらない事をしている場合じゃなかったわ」
ミニョの体を支える様にテギョンの反対側に立ったヘイが、その腕を取ると、ヘイに顔を向けたミニョが、小さく笑っている。
「まだ、大丈夫です・・・」
「そうね、まだ、多分、間隔は、あると思うから、急いでいくわよ!」
「間隔!?」
テギョンが、何の事だと玄関に向かいながら質問をしたが、ヘイは、顔を歪めてテギョンを睨みつけている。
「こんな時までくだらない質問はやめてよ」
無表情のテギョンは、瞳だけ動かすとヘイを見つめ、睨まれている事に何だよと呟くと真ん中のミニョは、ははっと笑った。
「陣痛の間隔です・・・短くなると、もうすぐ・・・なので」
「ふん!、あんたミニョとマタニティ教室とか行かなかったの!?」
玄関の扉に手を掛けたテギョンにヘイが訊ねると不機嫌そうに行ったと小さく聞こえ、不満そうに振り返ったテギョンが、いきなりミニョの体をそれでも優しく抱き上げた。
「オッパ」
「ちょ、何するの」
「ふん!俺の仕事だ!ミニョを病院に連れて行くのも、見守るのもな!また、お前が勝手に決めたのは、その、少し、許せないけど、もう、なんだろ、だったら、今度は、俺も、傍にいさせてくれ」
まるで、哀願する様に目を細めてミニョを見つめるテギョンは、視線を絡ませてミニョの答えを待っていて、うっすら汗の光り始めた顔で、テギョンを見つめたミニョは、クスッと笑うとオッパとその首に腕を回している。
「ええ、でも、外で待っててくださいね」
「ふん!それだけは、聞いてやる」
立ち会うと言ったテギョンのその考えが、分娩室までだったのか、はたまた、出産する瞬間に処置室の外で待つということだったのか、ミニョとヘイは、”中”と思っていて、テギョンは、そんなつもりは無いんだけどなと小さく呟き、その呟きは、ミニョに聞こえることも無く、テギョンの車をシヌが運転して、ヘイの車にジェルミ、ミナム、リンが乗り込んで病院に向かったのだった。





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