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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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ワン・ツー・スリー!? (3)


暫く、考え込むテギョンの沈黙が続いたが、解りましたと低く返事を返すとそうかと、安堵したように
ヒジュンの肩が落ち笑顔を零した。
その様にテギョンは、不思議な顔をして首を傾げている。
「なんです!?」
「いや、聞いてもらえないんじゃないかと思っていたんだよ」
その言葉に目を開いて、首をゆっくり反対に傾けたテギョンは、どうしてと聞いた。
「ミニョssiに誰かの歌を歌わせたくないだろ!?」
ニヤつく顔で訊ねるヒジュンに目を見開いて向き合うテギョンは、焦ってしどろもどろになっていく。
「・・・なっ、なんですっ・・・突然」
テギョンは、何やら悪寒を感じたように首を竦め、ギロッと後ろのミナムにちらりと視線を向けた。
ミナムは、激しく首を振って、言いがかりだとでも言いたそうに唇を突き出して手も振っている。
「君の独占欲は、業界でも評判だぞ」
ヒジュンは、ふたりのやり取りには気付く事無く、テギョンを見つめて微笑むと、顎を撫で上げた。
「なっ、仕事には、持ち込んでません!!」
動揺して頬が紅潮していくテギョンは、否定をしているが、アン社長もジェルミもミナムも黙って深く頷き、その一生懸命さがまたヒジュンの笑みを誘った様だ。
「そうかな!復帰したらどうなるんだろうと友人共が噂してたんだが」
「ソンベッ!!」
高潮して赤くなった顔で、ヒジュンに怒りにも似た戸惑いをぶつけているテギョンは、ギッと鋭い視線を向けている。
「はは、そう睨むな!」
「では、辞めてください」
不満そうに低く呻ったテギョンは、小さく拳を握っている。
それが目に入ったのか、アン社長がギョッとしてテギョンと諌める様に呼んだ。
テギョンは、フッと短く息を吐き出すと、ミニョは、と切り出した。
「ミニョも『マルドオプシ』ですか!?」
「嫌なのかね!?」
「いえ、ただ、その歌は・・・」
歌えるだろうかとテギョンは、周りに聞き取れない程小さく呟くと、その表情を見つめていたヒジュンが、視線を床に向け、僅かに首を傾げ、また、顎に触れた。
「すぐで無くても全く構わないぞ!ミニョssiも復帰したばかりだし、歌手活動をするといっても、まだ何も決まっていないのだろう!それに、これは、私の我儘でもある訳だし」
テギョンの表情から何かを汲み取って助け舟を出すようにそう言ったヒジュンは、どうだと聞いた。
「そう、ですね・・・ミニョと相談してみます」
歯切れが良いとは決して言えない返事をしたテギョンは、俺も別な日で良いですかと聞いた。
「ああ、君の声は、他のCDにも収録されてるからな!これに拘ってる訳じゃないから構わんよ!」
「ええ、では、また後日ということで」
テギョンは、ジェルミとミナムに目配せをするとジェルミが、頷いてミナムと入れ替わるようにハイタッチを交わして扉を開け、ミナムは、ヒジュンに笑顔を向けると期待してますと言ってテギョンの後を付いて来た。
「それじゃ、ジェルミ君!何を歌ってくれる!?」
ヒジュンのそんな声を後ろに聞きながら廊下に出たテギョンは、数歩進んで立ち止まってしまった。
「ヒョン!?」
ミナムは、テギョンの背中を見つめて大丈夫かと聞いた。
「ああ、大丈夫だ」
手の中の渡された譜面を見つめて溜息を付き、再び歩き出した。
「ミニョの歌か」
「愛の歌でしょ!?」
ミナムが後ろを歩きながら、独り言の様に呟かれたそれに返事をするとテギョンも楽譜をくるっと丸めながら応えた。
「ああ、流石、ソンベだな!この短期間で、ミニョの癖を研究してるというか」
角を曲がって、階段を降りていく。
「少なくとも俺よりは、良い歌を作ってる」
ミナムに向かって肩越しに丸めた束を振って見せた。
「へーそれって、負けを認めるって事!?」
何時もの如く、テギョンを揄う様におどけるミナムは、ニヤニヤ笑っている。
「そういうのじゃないな」
「だったら、ヒョンなんて、もっと身近にミニョを感じてんだからそれを歌にしたら良いじゃん!」
「簡単に言ってくれるな」
涼やかに笑いを含む声は、とても落ち着いていて、テギョンが、何を考えているのか首を傾げて覗き込むように顎をあげたミナムは、やがて嬉しそうに口角をあげた。
「そりゃぁね!俺達のリ-ダーは、誰より出来るって信じてるし!」
「だから、引き受けたのか!?」
「『マルドオプシ』!?」
A.N.Jellにとって、深い意味を持った歌は、ミニョとミナムのがむしゃらな頃の思い出であり、テギョンにとっても愛を教えてくれた忘れられない思い出と切なさを蘇らせる歌でもあって、誰にとってもあの当時の楽しい事も切ないこともありありと思い出せる一曲でもあった。
「何か知ってるのかな」
ミナムが、スタジオのある上階を見上げて言った。
「そんな事ないと思いたいが、判らないな」
テギョンは、下の階にたどり着くと、リンは、と言ってぐるりと回る回廊の反対を見つめ、お前も来るかとミナムに聞いている。
ああと返事をしたミナムは、テギョンと並んで歩き出しミニョにどの様に説明するのかをテギョンに聞きながら、リン達の居る練習スタジオに向かったのだった。

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おっ、今日は短め!
すずらんの勝手なイメージ(妄想(笑))で作ってるが
間違いなども暖かーい目で見て頂いてありがとうです(^▽^;)
だからって、大きく違ってたら教えて頂けると嬉しいですよー(^^;)
『美男』見直して・・・この前も違ってた・・・こっそり直し(^Ⅲ^)・・・どことは書かないけど(笑)
興味のある人は、探してね(^-^)最後まで読んで頂いてありがとうございましたー(*^o^*)/~



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