ミニョとテギョンが夫婦になってからのChristmas
時期外れですが、楽しんで頂けたら嬉しいです(=⌒▽⌒=)
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リンも寝静まったある年のChristmasの深夜。
「オッパに何もしてあげられないのは、嫌です!!」
プレゼントを合宿所のパーティに忘れてきたミニョの一言に少し考え込んだテギョンは、意地悪に口角をあげると判ったと言って、その手を引いて使っていない客室にミニョを連れて行った。
「お前が言い出したんだから、俺の言うとおりにしろよ」
嬉しそうに笑ったテギョンは、ミニョをベッドに座らせたのだった。
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「こんな機会はないからな!?」
意味深に低く耳元で口にしたテギョンに、ミニョは肩を震わせて瞳を閉じた。
その唇が、徐々に肩甲骨を辿って服の上から背中を降りて行き、ゆっくり真ん中辺りまで降りると、前に回っていた手のひらが柔らかいふくらみを強めに包み込んだ。
「あ・・っ・・」
小さく口に乗ってしまった声に恥じらうミニョは、頬を染めて俯く。
「やっ・・・オッパ・・・」
ダメと力なく唇から零れる拒絶の声さえもテギョンには、誘っているようにしか聞こえなくて、自然と緩む口元を真一文字に結び直すと平静を装って声を発した。
「ダメじゃ・・・無いだろ!?」
意地悪くそう口にしてから、更に強く刺激を与えていく。
「も・・・な・・・っ」
切れ切れに漏れる声は、手で抑えた口元に吸い込まれ、次第に息遣いだけになっていく。
仰け反るようにテギョンの胸に倒れる身体を必死に前に戻そうと試みるが、廻された腕が当然それを許すはずも無く、竦んだ肩に戻った唇が、首筋に強く吸い付いた。
「あっ・・・」
項垂れた首筋をテギョンの舌が這う。
「・・・っパ・・・」
ふっと笑ったテギョンの息がミニョの首筋を更に刺激した。
「やっめっ・・・」
廻された腕は、いつの間にか、セーターをたくし上げ、外気がミニョの肌を刺激する。
「・・・ふ・・・ぁ・・・」
冷たい空気に晒されて、暖かいものを求めるようにその身体が自然にテギョンに擦り寄った。
「お前が悪い」
相変わらず意地悪なテギョンは、冷たい手のひらを温める様に、ミニョの服に進入していく。
「オッ・・・パッ・・・」
ミニョの身体も冷たさから逃れようと身じろいで後ずさるが、益々テギョンに近づくだけだ。
「寒いのか」
震えたように身じろぐミニョにテギョンが聞いた。
それに恨めしそうに振り返ったミニョは、頬を膨らませている。
テギョンの手の動きが止まった事をこれ幸いに、その腕を捕まえている。
「オッパが、意地悪だからです!!」
「そうか!?」
しれっとミニョを見つめたテギョンは、ニヤッと笑うとグッとミニョの腰を引いた。
自身の言葉に油断したミニョが、完全にテギョンの手の中に落ちた。
「あっ、や・・・」
「もう、遅い!」
ガッチリ廻るテギョンの腕はミニョの細い腰を捕らえて、自身もグッとそこに近づくと絡んだ足が、ミニョのそれを捉えて、開いていく。
「・・・・っは・・・ッパ・・・」
何処を刺激されているかもわからなくなっているミニョは、恥ずかしさからなのか、仰け反る首と反らされる背中に閉じた瞳と僅かに開く唇が、色を持って変化している。
テギョンの声が更に低くミニョの耳に届けられた。
「どうして欲しいか教えろ」
テギョン自身も気恥ずかしさからか頬が染まっているが、ミニョにそれは見えていない。
耳に届く音だけにツキンと下腹部を刺激をされている。
もっとと言いたい唇は、僅かに開いて口を形づくるけど、それは決して声にはならなくて、寸でのところでいつも飲み込まれていく。
しかし、それを聞きたいテギョンにとっては、ミニョの行為が面白くない。
どうやってその声を引き出すかを考えている。
「コ・ミニョ・・・」
甘い囁きを耳に落とし、ミニョの唇に指を当てる。
ふっくらと柔らかいそのふくらみを辿るように指を這わせ、開かれる上唇に人差し指を当てたテギョンは、中指でそっと歯列をなぞる様に中にいれた。
「あっ・・・」
ミニョの唇から押さえきれない声が零れる。
一度漏れてしまったそれは、止め処もなくて次々に切ない声が響いていく。
「・・・はっ、や・・・ッパ・・・」
テギョンの左手は容赦なくその下腹部に当てられ、そこに溜まる熱を更に高めるようにミニョの肌の上を滑っていく。
「どうして欲しいのか・・・言えよ」
震え身じろいでいるミニョの肩に口付けを落とし、更に追い上げた。
「もっ・・・」
もっとなのか、もうだめなのか、どちらとも取れる呟きに意地悪な顔を続けるテギョンは、耳元でもっとかと囁いた。
首を振っているミニョの事などお構い無しに容赦の無い刺激がミニョの身に降り続ける。
「ミニョ・・・」
甘く響くテギョンの声に蕩けていくだけのミニョは、ギュッと閉じた瞳で、腕を回してテギョンの頭に添えた。
「オ・・・ッパ・・・も」
無理ですという声は、テギョンの唇によって吸い込まれた。
ミニョの顔に後ろから覆い被さるようにその唇を奪ったテギョンは、その腰を抱いて、体の向きを入れ替える。
噛み付くようにその唇を奪いながら、ミニョをベッドに倒した。
「ミニョ・・・サランヘ」
「ッパ・・・サラ・・・」
ミニョの言葉を最後まで聞くことの無いテギョンの身体がミニョに滑り込んでいく。
グッと息を呑むミニョの声が途切れ、徐々に吐息交じりの切ない声が聞こえ始めた。
「・・・は・・・ぁっ・・・」
「ミニョ・・・」
汗の光る額にかかる髪を掻き揚げたテギョンは、仰け反る身体を愛おしそうに抱きしめた。
その背中に腕を回してミニョを更に深く抱き込んでいく。
テギョンの腕に手を添えて、何かを堪えるように声を殺しているミニョは、僅かに開いた瞳で笑顔を浮かべると妖しくテギョンを捉えた。
「タンシン(あなた)・・・チョア・・・サラン・・・ヘヨ」
零れた言葉は、吐き出した息と同時にテギョンの熱を更に刺激した。
「ノルルサランヘ(君を愛してる)」
激しく動かされた身体にミニョの声が一際高く響くとテギョンも同時にミニョの肩口に崩れた。
「コ・ミニョ・・・」
整わない息で愛おしそうにその名を呼ぶと、ミニョの髪を撫で、その頬に手を添えて自身の方に向けさせた。
恥らって赤く染まるミニョの顔が、テギョンに更なる満足感を与える。
「プレゼントは、毎年お前で良いぞ」
ニヤッと笑ったテギョンは、ミニョの顔を見つめながらそう言った。
その顔にギョッとしたミニョは、小さく首を振っている。
「そんなの身が持ちません」
「そんな事ないだろう」
ふたりの囁きあう声が、互いの耳元でそれでも心地よく響いている。
ある年のChristmas。
プレゼントを忘れたミニョの一言はテギョンにとって、とても幸せな夜だった。
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Favorite music excerpt 再生リストからchoiceコントロールから音量変更可 不可はページ再読込❦一部字幕ON&設定で日本語約可
loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧
Hope to see someday"You're Beautiful" of After that.
Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑)
交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^)
コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。
『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。
長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^)
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