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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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Etude and pale love(エチュードと淡い恋)!? #12

この話、ラストですヾ(@°▽°@)ノどうぞ

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

事務所までシヌの運転で戻って来た6人は、夕方から撮影のあるシヌが現場に向かう為に別れ、ジェルミとミナムも夜の番組出演があるからと早々に別れていった。
残されたテギョンとミニョとリンは、テギョンの仕事を片付けて一緒に帰宅するつもりだったので、スタジオに向かって廊下を歩いていた。
「オッパ、お仕事をしても良いのですか!?」
ミニョがテギョンの腕を掴みながらその顔を覗き込んでいる。
「お前は、遣りたいんだろ!」
不満そうにテギョンが唇を動かしている事にミニョがクスクス笑うがわたしじゃないですと言った。
「リンの事ですよ!」
テギョンが腕に抱えたリンと視線を合わせるとリンもテギョンの首に腕を回してニッと笑った。
「お前は、遣りたいんだろ!」
「オンマとアッパと一緒に遣りたいのー!」
いつもの調子で、いつもの如く元気に返事をするリンはすっかり、3人でステージに立つことを思いやっている様で、その顔を見るテギョンは、溜息は出ても、言葉が出て来ないようだ。
「良いではないですか!」
ミニョが、背中に両手を組んでぴょんとテギョンの前に飛び出た。
「オッパ、リンの事、認めてるんでしょ!?」
「それはな・・・」
立ち止まったテギョンが、ミニョを真っ直ぐ捉えて頷いている。
「リンがお仕事をするなら、わたしも復帰しますよ!契約とか諸々は、前みたいにオッパがやってくれるでしょ!?」
「また、俺任せなのか!?」
テギョンは唇を尖らせるが、ミニョがにっこり笑っている。
「他の方とお仕事をしても良いですか!?」
「ダメに決まってるだろ!!」
不機嫌にテギョンが答えた。
「じゃぁ、そういうことです!」
長年一緒にいるふたりの間に互いを思う気持ちがあって、仕事一つでも割り切れない所があることをミニョはテギョンに教えられていた。
アフリカから帰ってきて、最初の契約をした時、全てをテギョンが担ってくれたおかげで、ミニョはあまり嫌な思いをする事も無く芸能活動をし、引退を迎えた過去がある。
「お前の人気が衰えないのは、喜ぶべきなんだろうけどな・・・」
「複雑ですか」
「ああ、お前もそうだろ!?」
「それは、そうですね!アジアNo.1って言われてるんですよ!わたしにとっては、ファン・テギョンという人になりましたけど、まだ時々遠いなぁって思います!」
ミニョが少しだけ寂しそうに笑って俯くとテギョンが、グイッと肩を掴んで歩き出した。
「仕事を辞めてからそう思うようになったのか!?」
「うーん!そうですね、お仕事を一緒にしてた頃は、オッパといつも一緒でしたからね! それはそれで違う事を考えていましたけど・・・」
今は、リンが一緒ですねとミニョはリンと顔を見合わせた。
「そういえば、お前、今日選んだ子供はどういう基準だったんだ!?」
テギョンがリンに聞いた。
「お前、女の格好をしていたんだから、アレに見惚れる事無く実力が出せる奴を選んだって事なのか!?」
「男の子って気付いてたよー!!」
「どういうことだ!?」
怪訝な顔をしてリンを見たテギョンは、スタジオの扉を開けながら床に下ろしてやるとキャーと叫びながら一目散に一番奥に置いてあるギターに走って行った。
「どういうことですか!?」
ミニョが一番最後にスタジオに入って、テギョンが座ったソファの隣に腰を降ろすと頬に手を当てながらリンを見ていた。
「オンマの写真を見てねー、そっくりって言われたのー」
「それで」
「そしたら、ファン・テギョン!?って言われたー」
ギターを取り出したリンは、小さな肩に担ぐようにそれを抱えて座り込んだ。
「そう言われると緊張するんじゃないのか!?」
「まぁ、いいやって言われたのー」
「お前よりも少し年が上の奴だろ!?」
テギョンが最後に挨拶していたオーデイションの勝ち組ふたりを思い出しながら言った。
「うん!練習曲で良いよって言われたからそれで遣ったんだけど」
ギターをかき鳴らしたリンが、にっこり笑った。
「凄かったよ!あのおにいちゃん達!僕にきっちりついてきたもん!!」
「ついてきた~!?」
テギョンが、奇妙な声を出した。
「ついてきたってどういうことだ!?」
「アッパが弾いてた『エチュード』に直したのー!!」
目を細めるテギョンの隣で、ミニョが口を開けた。
「あれっ、それって、もしかして!?」
思い当たる事があるミニョは、テギョンの袖を掴んでいる。
「今朝、練習をしてたんですけど、変な音を出してるなぁって思っていたのです!」
「変な音!?」
「うん!!こんな音ー!!」
リンがギターで、『エチュード』の音階を弾き始めると、テギョンの顔つきが変わった。
「おっ、おっまえ、それを弾いたのか!?」
嬉しそうに笑ったリンは、A.N.Jellの曲を奏で始め、呆れ顔のテギョンは、肩を落として大きな溜息を吐いている。
「ったく、それは、あのふたりだけなのか!?」
音を確認したテギョンが、額に手を置いてリンに聞いた。
「そうだよー!他の人は出来なかったのー」
「だから、あのふたりを選んだんだな!」
「そうだよー」
「オッパ!?」
ミニョがわからないという顔でテギョンを見ている。
「ああ、アレンジが変わっているのと、指の練習用の曲だからな、テンポを少しだけ速くしたものをリンに渡してたんだ」
音響室で、見下ろしていたリンの姿にばかり気を取られていたテギョンは、ミナムが入れたマイクの音を聞いていたが、それより前に受験した子供だった様だ。
「一人は、ギターだったろ!? もう一人は、何だったんだ!?」
「ピアノと歌だよ!アッパがダメって言ったら、僕は出来ないからアンしゃちょうにどっちも出来る子が良いなって言われてたのー」
テギョンの唇が前に突き出されて視線が左右に動いた。
「そいつにも男だってばれてたのか!?」
「ううん!そっちのおにいちゃんは、可愛いねって言ったけど、弾き始めたら、全く僕の事は気にならなかったみたい!」
「だから選んだのか!?」
「うん!だって、他の人は、可愛いねって言って、僕ばっかり見て、音も外したりしてたもの」
「集中力が無いのは子供だから仕方が無い事だろうけど・・・お前に似ている格好も要因か・・・」
テギョンがミニョを見たが、あの写真がなぁと言った。
「アレに囲まれて、まして、目の前に同じ顔したのがいたら、俺でもグラつくかもな」
「そうなのですか!?」
ミニョがテギョンの膝に手を置いて顔を覗き込むと、その顔をジーッと見つめたテギョンが、フッと笑った。
「恋をするのに年齢は関係ないって事だろうな!」
そう言いながら、ミニョの頬を包み込んでkissを落とした。

★★★★★☆☆☆★★★★★

後日、社長室にしっかりユンギを呼び出して対峙したテギョンは、アン社長とユンギを前にミニョのサイトの事を問い質し、怯んだアン社長に、それでも契約をしてもいいと言って喜ばせ、ユンギには、リンを巻き込むなとしっかり釘を刺しながらも、オーデイションに受かった子供とバンドを遣らせる事を了承して、アン社長とユンギから満面の笑顔を返され、不機嫌ながら、今後のミニョと一緒の仕事に思いを馳せているのだった。

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お付き合い、ありがとうございました(-^□^-)


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