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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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Etude and pale love(エチュードと淡い恋)!? #11

教えないと言ったリンは、黙々と食事を続け、シヌもミナムも顔を見合わせて首を振っていた。
「テギョンが戻って来ないと先に進めそうもないな」
「ヒョンがいない間に聞きたかったのにぃ」
ミナムが隣を見下ろしながら口にするとリンが口を拭いながら言った。
「アッパねぇ、帽子の事知ってたよ!」
「ああ、あれは、音響室で見てたからだよ」
「そうなの!?」
「ああ、ミニョも見てたぜ」
野菜の刺さったままのフォークの先端をミニョに向けた。
「オンマも!?」
「ええ、だから、リン教えてくれませんか!?」
その会話にシヌもジェルミも不思議な顔をしたが、ミナムが、女の子に見えるよう変装してオーデイションを行った事を説明した。
「うーん、アッパが戻って来たらねー」
考え込む仕種はするが、やはり教えてくれないリンに皆ヤキモキしながら、暫く食事も忘れてイライラした様に待っているとコーヒーとお皿をお盆に乗せたテギョンが戻って来た。
「ヒョン、遅い!!」
「何だよ」
ミナムの剣幕にテギョンが驚いている。
「ミニョの仕事の事だよ!! リンが話してくれないんだ!!」
「ああ、俺が止めたからだろ!」
「聞かれて困る事じゃないんだろ!?」
シヌがまだ立ったままのテギョンを見ている。
先程、リンが戻ってくる前に散々シヌとミナムの前で話をしていたのだから聞かれても答えられる事だと判断しているシヌは、座るテギョンを見つめた。
「ああ、別に構わないさ」
テギョンが椅子を引いて座るのを見届けたミナムが口を開いた。
「ミニョが仕事をしたいかどうかをはっきりさせようぜ!!」
リンを含めた視線が全てミニョに注がれ、えっと驚いたミニョは、身体を引いて姿勢を正した。
「だって、ミニョが原因なんだろ!?」
ミナムが、リンの頭に手を置いて、テギョンを見た。
「ああ、そいつの話だとそういうことになりそうだな」
一人責められてるような視線にミニョがオタオタしている。
「どうなんだ!?」
テギョンは、持ってきた皿から食事を始めながら聞いた。
「ええっと・・・」
「別に嫌いじゃないだろ!?」
「この前だって悪くなかったよな」
「綺麗だったよー」
「オンマお仕事するの!?」
矢継ぎ早に聞かれる質問にミニョはぐるっとテーブルを見回して、助けを求めるようにテギョンを見たが、黙々と食事をしている。
「あ・・・あの・・・わたしというかリンの事ですよね!?」
視線から逃れようとしてリンを見たが、リンもにっこり微笑んで教えてーと言った。
「そっれは、その、嫌いではないので・・・綺麗なものも着れますし・・・」
皆の視線にミニョの声は消え入りそうで、小さくなっていく。
「じゃぁ、したいって事で!!」
ミナムがそう言うとテギョンが、ギロッとミニョを睨んだが何も言わなかった。
「じゃぁ、リン話せよ!!なんで今回の件、引き受けたんだ!?社長と何か話したんだろ!?」
リンはジュースの入ったグラスを持ち上げて口に含みながらミナムを見上げ、テーブルに戻して、テギョンを見た。
ミニョが、お皿の向こう側にそれを置き換える。
「話してやれ!!」
テギョンが食事を進めながら顎をあげた。
「わかったー!!あのねー」
リンが元気に返事をすると、シヌもジェルミも興味津々といった感じで少し身を乗り出してきた。
「アンしゃちょうとユンギヒョンがねー」
「「ユンギssiィーー」」
思わぬところで思いがけない名前が聞こえた事にジェルミとミナムが揃って声を出したが、冷静なシヌは、僅かに瞳を動かしただけだ。
「何で、ユンギssi!?」
興奮したミナムかリンの片腕を掴んだが、驚いた表情をしたので、ミニョが少し睨みながらやんわりそれを外し、ゴメンと言ったミナムは、片目を瞑って、手のひらを真っ直ぐ立てた。
「えっとね、ユンギヒョンの所で、子供バンドをやってるんだって!!」
ミニョを見上げたリンが、ジュースのグラスを催促すると微笑んだミニョが渡した。
「それとこれと何の関係が・・・」
「いつの間にユンギssiと・・・」
「あいつも経営者の一人だ! 売り込みもするだろ!」
野菜の少ない料理を口に運んでいたテギョンは、ミニョと合った視線を逸らしている。
「ああそうか、そういうこともあり得るか」
A.N.Jellが揃って顔を見合わせた。
「ユンギssiのとこって音楽もやってるの!?」
ジェルミがシヌを見て聞いた。
「ああ、子供の養育を目的にした事業展開だそうだが、結構幅広くやってるみたいだな」
テギョンが、口をナプキンで拭いながら後を続ける。
「その一つに音楽教室があるんだが、そこの生徒に優秀なのがごろごろいるらしい!その子供を集めてバンドを作って、イベントとかに出演もさせているらしいが、こっちで通用するかは別の話だろう・・・それに、あいつ、音楽事務所にするつもりはないって言ってたし・・・『スペード復活』が原因の一つだと思うけどな・・・」
「「「ああ、あれか・・・」」」
A.N.Jellの頭に浮かんだ一冊の情報誌。
音楽雑誌でこそなかったが、スペードの復活とユンギの事業展開について書かれたその紙面は、他のメンバーの名前は伏せられていたが、復活についてユンギが語ったインタビューが載っていて、その発売と同時にスペードは、チャートに乗らないながらも右肩上がりに売り上げを伸ばしていると聞いていた。
そこに通う子供と親なら将来はと夢見る事もあるのかも知れない。
「えっ、じゃあさ、今日のオーディションに来てた子供ってユンギssiの教室に通ってる子供!?」
「多分、殆どそうだろうな」
「ユンギが選べば間違いないだろうに・・・」
シヌが憂えた事を言ったが、テギョンが首を振った。
「まぁな、けど、あいつもこの世界の事を知らない人間じゃないからな!教養の範囲で身につけるものと仕事にするのとは違うだろ!学業そっちのけの覚悟があるなら別だが・・・」
シヌの憂いに答えるようそう言うと実力が全てだと続けた。
「それで、ミニョがどう絡むんだ!?」
シヌが、ミニョの顔を見つめながら聞いた。
「オンマねーこの前、お仕事したでしょ・・・」
リンがグラスを置いてシヌを見た。
「あれねーファンサイトが一杯になったんだってー」
リンの話は的を射たような射てないような話で、溜息を付いたテギョンが後を引き取る様に口を開くとぐるっと一回り視線を送ってテーブルに肘を付いた。
「つまり・・・事務所で持ってたミニョのファンサイトがまだ、あるって事だと思う・・・社長がミニョの事を諦めていないって事だろうな」
テギョンは溜息混じりに首を振った。
「人気絶頂で辞めてるし、お前と夫婦だしな・・・」
「ミナムとヘイssiみたいだよね」
ジェルミがパンを齧りながら言った。
「子供バンドの方は!?」
「ああ、俺達のコンサートの前座をやらせるつもりみたいだな・・・そのヴォーカルをやってくれって話をこいつにしたらしい・・・社長は、そのままデビューをさせようと考えてるのかも知れないが、こいつがな・・・」
こいつとリンを顎で示したテギョンは、リンの頭を撫でた。
「俺が嫌がるからダメって言ったそうだ」
「反対なのか!?」
シヌが聞いた。
「反対というか、以前、社長に言われてな、断った事がある」
「作曲も出来るじゃん!」
ミナムがそう言ったが、テギョンが唇を尖らせたのですぐに黙りこんだ。
「聞けよ!それで、俺の子供だって解らなければやっても良いって言ったそうだ!」
「ミニョに見えたら一緒じゃん!!」
ミナムが、今日のリンの姿を思い浮かべるように言った。
「そこをこいつなりに考えたんだろ!俺の子供は男で、リンしかいない!女なら俺の子供ではない」
シヌが唇に触れて視線だけ下に向けた。
「・・・子供だな」
「ああ」
「子供だね」
A.N.Jell揃ってリンを見つめている。
「子供だもーん」
見詰められて反論するリンは、少し不満そうな声を出した。
「それで、女の格好をしてオーデイションの審査をしたんだが、こいつに惚れるような男は要らないそうだ!」
「よく解らないよー」
ジェルミが不満そうにテギョンを見ている。
「だから、ミニョの仕事復帰を社長が目論んでいて、リンには、デビューを目論んでいる!どっちも俺の身内だし、話題性も注目を集める事も可能だろ!」
テギョンが自身の立場を良く解って発言するので誰も反論しなかった。
「デビューをA.N.Jellにぶつければ更に話題性があるって事か」
シヌが呟いた。
「ミニョの方もまだファンがいることが解っているからかな」
ミナムは、ミニョを見ている。
「経営かぁ・・・」
「まぁ、そこは社長だからな・・・」
「それで、お前どうするんだ!?」
シヌがテギョンに今後の事を聞いた。
「デビューをするのは別に構わないんだが、ミニョも一緒ってのがな」
結局テギョンの心配は、今でもファンがいることで、ナンパもされてしまうミニョの事なんだとミナムとシヌが僅かに目を合わせた。
「ねぇリン!?お仕事するの!?」
黙って聞いていたミニョがリンの口元にタオルを当てながら聞いた。
「あのねーオンマとA.N.Jellと一緒にステージに立ちたいのー!!」
「「「「えっ!?」」」」
「僕が生まれる前は一緒にやってたんでしょ!一回でも良いのー」
首を傾げたリンが、ダメなのーとミニョに聞いた。
「それは、ダメではないですけど・・・」
どうしましょうと目を瞬かせたミニョがテギョンを見ている。
「そうだな、俺達はまだ何も聞かされていないし、お前の事もリンのことも俺は直接聞いていないからな!!」
「アッパがダメって言ったらやらないの!?」
ミニョが自分の事は脇に置いてリンに聞くと考え込むリンは、テギョンをチラッと見ている。
「遣りたいんでしょ!?」
「やりたーい」
両手を上げてミニョに笑顔を見せた。
「遣りたいものを無理に止めるつもりはない!!お前の実力は、A.N.Jellとして先輩として認めてやる!」
テギョンは、リンに向かってそう言ったが、唇を尖らせて左右に動かした。
「あの姿でやるかどうかと、ミニョの件は別だ!そっちは俺が社長と話をつける!!」
テギョンが不機嫌にそう言ったので、皆、黙り込むことにした様だ。
「じゃぁ、この話はここまでだな」
シヌがそう言うと頷いたミナムが、後は、ヒョンに任せると言ったので6人は昼食を食べる事に集中し始め、話題は、次のツアーに移って行くのだった。



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最後まで読んで頂いてありがとうございましたヾ(@°▽°@)ノあと一回頑張るぞー(^∇^)
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