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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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Etude and pale love(エチュードと淡い恋)!? #10



ご訪問ありがとうございます☆-( ^-゚)vちょっと私事で、不幸があったりと思うようにPC開けられなくて更新滞っていましたが、続けさせていただきます。また宜しくお願いします!
いつも暖かいご支援感謝申し上げます☆-( ^-゚)vでは、どうぞ(*^.^*)
 

★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

「ちょっとーリン!!それは、俺が持ってくのっ!!」
「ダメー!僕があげるんだもん!!」
ケーキを前にリンとジェルミが、ギリッと歯軋りでも聞こえそうな睨み合いを繰り広げている。
それを横からミナムとシヌは、笑いながら呆れたように眺めていたが、アレが美味いだのこれが良いだの言いながら料理を皿に乗せていた。

数分前、ホテルに着いた一行は、とりあえずテーブルに付いたのだが、テギョンが飯より水と言ったので、他のメンバーは、ミニョを残して料理を選びに行く事にし、以前ここに来ているリンは、残していくミニョの事を考えたのか真っ先に何が食べたいと聞いていた。
しかし、ジェルミが横からミニョの分は俺が取ってくると言ったものだからふたりは黙って視線を交わすとミニョに何が食べたいかも聞かないまま、一目散に走っていった。
「ふふ、リンも成長してますね」
ミニョが、リンの姿を目で追って嬉しそうに笑っている。
「お前、どう思ってるんだ!?」
テギョンは、ミニョが心配しているリンの事を敢えてこの場で聞いた。
「うーん!?あの話だとアン社長が絡んでるみたいですよね!?」
口元に拳を作って当てながらミニョが首を傾げる。
「オッパ、リンに聞かなかったのですか!?」
「聞いた」
テギョンが、さらっと口にした事にミニョは、目を丸くしている。
「話してくれたのですか!?」
「ああ」
テギョンが水を含みながら答えた。
「教えてください!」
ミニョは、テーブルに手を付くと身を乗り出す様にテギョンに近づいた。
「その前に、聞きたいことがある」
「なんでしょう!?」
テギョンの視線にミニョが、胸を押さえている。
「あのホールにお前の写真が飾ってあっただろ!?」
「ええっと、はい・・・」
ミニョが思い出すように瞳を動かして何度か頷いた。
「アレを飾る許可を社長に聞かれたか!?」
「ええ、随分前ですよ。辞める時にパネルを処分出来ないから、一部屋作るっておっしゃってましたけど・・・」
唇を尖らせたテギョンは、恨めしそうにミニョを見て俺は聞いてないと不満そうに呟いた。
「社長が、お前の事を諦めてないって知ってたか!?」
「えっ!?」
突然の問いにミニョが目を瞬いて驚いている。
「リンの今回のオーディションの件な・・・どうやらお前が原因らしい」
テギョンが、テーブルに身を乗り出し、ミニョと額を擦り合わせるほど、近づいていく。
「わ・・・たし・・・ですか!?」
「ああ、リンが、お前に似ているから思いついたらしい」
テギョンが、グッと身を引いて、背もたれに片腕を置いた。
「オッパの方が・・・似てますよね・・・」
ミニョが、ゴクッと喉を鳴らしてテギョンを凝視している。
「俺より、やっぱりお前だろ!?」
上から降ってきた声にミニョの身体がビクついて慌てた様に振り返るとミナムがお皿を手に口に青い物を入れながら立っていた。
「オッパ、座って食べてください!!」
ミニョが気を取り直して立ち上がり、両手で取りあげたお皿をテーブルに置いた。
「面白そうな話だな」
ミナムは僅かに舌を出し、椅子を引いてテギョンの横に座り、シヌも一緒に戻って来た様で、少し遅れてミニョの隣の椅子を引いた。
「ミニョを引き戻そうとしてるって事なのか!?」
お皿をテーブルに置いたシヌが、テギョンに聞き、テギョンは短くああ、と答えた。
「リンの話だと社長が、あいつに聞いたらしい」
「いつの間に!?」
「ヒョンが野放しにしてるからだろ」
ミナムが、たっぷりと油の乗ったサーロインを頬張りながら、スタジオだけでなく事務所の建屋で遊びまわっているリンを指摘して、ニイッとテギョンを見る。
「お前、太るなよ」
顔を歪めたテギョンが、ミナムの皿を見て釘を刺した。
「わかってるよ!!」
ミナムも慣れたものなので軽く返している。
「社長が、ミニョと再契約をしたいって事なのか!?」
シヌがパンを千切って口に運ぶと、唇に指を当てていたミニョが、そのお皿に視線を落としたので、ふっと笑ったシヌが、小さく千切って唇にパンを近づけ、無意識に開いた口にパンが放り込まれた。
「何してるっ!!」
ガタッと音を立ててテギョンが立ち上がった。
「え、あっ、すみません」
ミニョがモゴモゴしながら頭を下げると、シヌも悪いと言いながら笑った。
「いや、あんまり食べたそうにしてたから・・・」
「お前、一応、俺の・・だぞっ!!」
ふたりに向かって怒りを露にしたテギョンだが、ミナムがまぁまぁと言って、手を上下させたので唇を尖らせたまま腕を組んで座った。
「今は、リンとミニョの話!」
ミナムが、少しだけ呆れ顔でテギョンを見ている。
「何だよ!!」
面白くなさそうなテギョンも、ミナムに当たった。
「悪かったって・・・それより、ミニョは、どう思ってるの!?」
シヌが、笑いながらテギョンに謝ってミニョに向き直った。
「わたしですか!?」
「ああ、仕事をする気はあるの!?」
「え!?うーん・・・そうですねぇ・・・」
ミニョは、考え込み上向いたがテギョンがチラッとミニョを見ると無いだろうと言った。
「この前だって、散々嫌がっただろ!」
「あれは・・・」
ミニョがミナムを見た。
「ほぁんだよ・・・」
ミナムが、口一杯に野菜を頬張りながらミニョを見返した。
「オッパ! テギョンssiに何か言ったでしょ!」
腰に手を当てたミニョが、ミナムの方を向いた。
「ミナムが何かしたと思っていたのか!?」
「しましたよね!?」
ミニョが、疑り深そうに目を細めてミナムを見つめた。
「ああ、したぜ」
ミナムもあっさり認めている。
「やっぱり」
「だから、断ったのか!?」
テギョンが、目を見開いてゆっくり首を傾げながらミニョを見た。
「そうです」
「じゃぁ、別に仕事をするのは構わないのか!?」
シヌが、そう聞いた時、リンを伴ったジェルミが戻って来た。
「何々!?何の話!?」
開いた席にお皿を置いて、リンをミニョの隣に座らせて腰を落ち着けた。
「オンマー!! 一杯取ってきたよー」
お皿を前に出してミニョの顔を見るとありがとうと微笑んだミニョに満足そうなリンがうんと頷いた。
「俺の分は・・・無いのか!?」
テギョンがリンとジェルミを見た。
「ヒョンは、自分で取りに行けるでしょう!?」
食事を始めたジェルミが、俯いたままチラッと見ている。
「アッパは自分で行くのー!!」
リンもテギョンは無視して食事を始めている。
「ふん!そうか、じゃぁ、ちょっと行ってくる」
そう言ったテギョンは、はぁーっと溜息を付きながら、ビュッフェに歩いていった。
その背中を見つめたミナムとシヌが、視線を交わしている。
「ジェルミ!ちょっと黙ってろ!!」
先にミナムが口を開いて、ジェルミに釘を刺し、何の事かわからないジェルミは、きょとんとして首を傾げ、リンも突然の事に首を傾げている。
「なぁ、ミニョ!お前、復帰しても良いと思っているのか!?」
「えええーーーー!!なにそれーーーーーっ!!」
案の定ジェルミが大きな声を出した事にシヌとミナムが、揃って片目を瞑り、リンは、大人しく聞いている。
「おっまえ!黙ってろって言っただろ!!!」
ミナムが、嫌そーに睨みつけるとキョロキョロ周りを見たジェルミが、小さくなってゴメンと言った。
「こっちを見習っとけ!」
リンを指差している。
「リンの方がよっぽど大人だ」
「うるさいなー」
「いいからちょっと黙れ!」
珍しくシヌもきつい声を出した。
「リン!!今日のオーデイション!社長に何か言われてやったのか!?」
矛先をリンに変えたシヌが、真剣な顔で聞くと黙って食事をしていたリンは、ぐるっと一周見回しミニョの前で視線を止めた。
「どうなのですか!?」
リンと視線のあったミニョが顔を覗き込んでいる。
「オンマの事、何か言われたのですか!?」
首を傾げたミニョにリンの口角が僅かにあがって首を振った。
「アッパが戻って来なきゃダメー!!」
教えなーいと元気に言ったリンは、お皿のケーキを口に入れ始めるのだった。





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