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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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ルッキング!? #2


ご訪問ありがとうございます(^^)/
天気も変わりやすくて、冬なのか、秋なのか、季節も逆戻りな気温とか、
体、参っちゃいそうです(☆。☆)北の方の寒波も気になりますし・・・
皆様もご自愛くださいね!  では、蔵出なので、暫く続く第二回をどうぞ

 ★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★

テギョンの後を追いかけて突き当りまで辿りついたミニョは、左右に分かれる長い回廊を見渡した。
テギョンが曲がったのは右側で、そちらは先程のリビングから見ていたのと同じ景色が見える方向だった。
建物に沿ったポーチを早足で駆けていく。
白い壁に突き当たるとそこが部屋の入り口になっていた。
南の島特有なのか、ドアは設置されておらず、開放感溢れる入り口に色とりどりの花が飾られ、ミニョを迎えてくれる。
「おい!早く来いよ!!」
奥からテギョンの呼ぶ声がして、ミニョは、キョロキョロ周りを見回しながら部屋に足を踏み入れた。
有に数十平米はありそうな空間が広がっている。
「うわー広いですねー!」
両手を拡げたミニョが、家のリビングよりも広い事に驚いている。
正面に見える景色は、先程、シヌと一緒に見ていた海が広がっていて、右側に見える灯台が僅かに遠い景色に変わっていた。
「オンマーこっちー!!」
左側から聞こえたリンの声にミニョが、天井から下がる薄いカーテンを捲って覗き込むとキングサイズのベッドの上でリンが飛び跳ねていた。
「ふっかふかだよー!!」
白いシーツが敷かれたその上をはしゃぎまわるリンは、広いベッドがおきに召している様だ。
そのベッドと平行に置かれたソファに既に明日からのリハーサルの準備を始めているテギョンが、譜面を片手に座っていた。
足元に、広げられたスーツケースと閉じたままのそれが置かれている。
「オッパ!ありがとうございます!」
ミニョが、テギョンの隣に座って、自分のスーツケースを持ち上げた。
リンがいるから荷物は持っていくと言ったテギョンが、空港で全ての荷物を受け取ってくれていた為、ミニョは、殆ど空手でここまで連れてきて貰っていた。
「ああ、荷物の整理だけしておけよ」
仕事に集中し始めているテギョンが、顔を上げずに答えた。
「ええ、そうします!」
ミニョは、スーツケースをベッドに乗せると、リンを手招きして呼んでいる。
「お片づけだけしちゃいましょうね!」
頷いたリンが、柔らかいベッドに足をとられながらミニョの腕にダイブするように走ってくると、受け止めたミニョが、リンを一度抱き上げてから、ベッドの端に片足を上げて座った。
前に置かれたスーツケースを開ける。
「キャー!!」
嬉しそうな声を出したリンが、真っ先に端っこに置かれていたカラフルな物体に手を伸ばした。
「一杯遊びましょうね!!」
「うん!!」
取り出した黄色いバケツの中には、リンがいつも庭で使っている如雨露とスコップが入っている。
「オンマも一緒に作るのー」
「ええ、もちろんです!!」
リンとミニョが、ネーと顔を見合わせ、そんな会話にテギョンが、怪訝な顔でふたりの背中を見つめている。
「何を作るんだ!?」
仕事よりもふたりの動向が気になってきたテギョンは、目を細めながら立ち上がるとミニョの後ろに立って、組んだ片腕をあげ、背中越しに中を覗き込んで、唇に触れている。
しかし、すぐにギョッとすると、小さく咳払いをして瞳を逸らしていて、リンが、テギョンの行動に首を傾げる。
「アッパ!どうしたのー!?」
「あっ、いや、なんでもない!」
動揺した顔で口ごもっているので、ミニョが下を見て、口角をあげるとゆっくりと首だけ振り返った。
「オッパ・・・見ました!?」
その言葉にテギョンの目が大きく開かれる。
「なっ・・・何も見てないぞっ!!」
慌てた様に素早く首を振ったテギョンは、手も小さく振っている。
「そうですか!」
くるっと首を戻したミニョが、再びスーツケースに目を向けると後ろでテギョンが胸に手を当てる。
「オンマー!?」
リンがテギョンの行動が不思議なのか、そちらを見ながらミニョを呼んでいる。
「良いのです!!アッパは、何も見てないそうですから!!」
ミニョがクスクス笑いながら、スーツケースから衣類を出して、一番端に入れられた、ピンクの塊を取り出した。
テギョンは、頭を数度振るとソファに戻って、前に用意していたペットボトルを勢いよく煽った。
「オンマー!?アッパ変だよ!?」
リンが、ジーッとテギョンの行動を追いながらそう言った。
「変じゃないぞ!!」
テギョンが、反論する。
「変ですよ!」
ミニョが、ピンクの塊を右手に持ったまま振り返った。
「これを見て変になったんです!」
テギョンに見せ付けるように振ってみせる。
唇を真一文字に結んでいるテギョンは、チラッとその塊をみたが、視線を逸らすように譜面に手を伸ばした。
「オッパ!何を考えたのですか!?」
「うるさい!何も考えていないぞ!!それよりお前達、そんな物で何を作るんだ!!」
テギョンがそんな物とリンの玩具を見て言った。
ミニョとリンの視線が、バケツに注がれる。
「ああ、それは・・・」
「お城ー!!」
ミニョが口を開きかけると同時にリンが大きな声で立ち上がった。
ベッドからぴょんと飛び降りる。
「オンマとおっきな、お城作るのー!!」
スコップと如雨露を取り出したリンが、バケツの一番下に入っていた紙を取り出してテギョンに見せている。
ヨーロッパ風のお城の絵が描かれたその紙は、どうやらリンが書いたものらしい。
「なんだこれは!?」
テギョンが、リンから紙を受け取ると、端っこに砂の城と書かれていた。
「砂の城!?」
「ええ、オッパ達がコンサートの間は、わたしたちする事もないですし、リンと何をしようかって考えたのです!」
「観光でもすれば良いじゃないか」
テギョンが呆れたように口にしている。
「それは、もちろんしますよ!」
ミニョが足を下ろしてベッドに座り直した。
「でも、オッパと一緒が良いので・・・」
照れたように俯いたミニョは、それは最後で良いですと言った。
「最終日の後のお休みに三人で出かけましょう!」
トタトタとミニョに近づいてきたリンを膝に抱えながらそう言った。
「そうか」
テギョンも納得したようにリンに絵を返している。
「砂浜で城を作るのか!?」
「うん!!」
頷いたリンを嬉しそうに見たテギョンは、もう一度そうかと言った。
「ところで、今日のお夕飯どうするのですか!」
ミニョが、時計を見ている。
「ああ、あいつらも片づけが終っていれば、何処かへ行くか!?」
テギョンが、そう言うと、上目遣いでミニョを見たリンが、まだ見かけていないミナムはと聞いた。
「あいつの部屋は、この部屋の反対側だ!ポーチを真っ直ぐ行けば着くぞ!」
テギョンが、そう言うとにっこり微笑んだリンが、ミニョの膝から降り、行ってくるーと言って走って行った。
「転ばないでねー」
ミニョが口元に手を添えてそう言うと回廊からハーイと元気な声が聞こえてくるのだった。

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最後まで読んで頂いてありがとうございます。
またご訪問頂ける様頑張ります!ありがとうございましたо(ж>▽<)y ☆







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