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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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ルッキング!? #13

現地スタッフも労っての打ち上げの席では、既にビールやシャンパン、ワイン等次々に開けていくミナムとジェルミが、ふたりで芸をしたり、歌ってみたりと大いに盛り上がっていた。
冷静に自分のペースで飲み続けているシヌは、そんな様子を見つめながらヘイと女性の事で話をしていた。
「あんた、ユナと付き合い始めたんでしょ」
突然の事で、でもヘイはこういう所があるなと思い直したシヌが笑った。
「ユナssiに聞いたの!?」
「そうよ!はっきり言われた訳じゃないけどって言ってたわ・・・またミニョの時みたいな事してるの」
ヘイは、膝に抱えた子供達にご飯を食べさせながら自身もシャンパンを空けていた。
「はは、そんなつもりは無いよ!」
「そうなの!?だったら良いけど!余計なお世話だけど横から攫われるのは一度経験すれば十分でしょ!」
ミニョとテギョンの事を言っていた。
「君もそうだろ!」
「そうかな・・・そうだったかもね・・・」
「でもあのふたりってやっぱり最初からお互い好きだったでしょ!気付いていなかっただけよ!」
「そこに漬け込んだ!?」
シヌが、当時のスキャンダルの事を言っていた。
「そうね・・・そういうことだわ」
ヘイの過去の過ちだったのかそれは、一瞬でも精一杯の恋をしたから今告白できることなのかも知れなくて、ふたりがそんな会話をしている中、テギョンとミニョがリンを伴って遅れてやってきた。
「凄いな!大丈夫かあいつら」
打ち上げ用に小さく設営されたステージで踊るミナム、ジェルミ、そこにマ・室長も加わって盛り上がっているのを眺めて呆れたように口にした。
「あいつらは気にするな!それより話したのか!?」
「ああ」
「ミニョ良かったわね」
「ありがとうございます!オンニ!」
ミニョは、ヘイの隣にリンを降ろして自身もその隣に座った。
テギョンはくるっとテーブルを廻ってシヌの隣、開いてる席に腰を降ろす。
「二度目のプロポーズかぁ・・・良いなぁ!あたしも言って貰いたいわ!」
ヘイは、ミナムを見て言った。
「そんな・・・」
赤くなるミニョは、リンと顔を見合わせてにっこり笑っているリンと嬉しそうに微笑みあっている。
「お前にしては、らしくないって感じはするけどな」
シヌが、面白そうにテギョンに向き直って言った。
「煩い!確かにそう何度も出来るものじゃないからな!」
「リンの曲でってところがまた素敵よね!」
ヘイが、ミニョを見ている。
「ええ、リンが泣き出した時は困りましたけど、お話を聞いたら、とても嬉しくなりました」
「記念日は、どこもお祝いするけどあんた達って本当に色んな記念日を祝うのね」
「そんな事ありませんよ!今回のはわたしも驚きましたし」
いつもは誕生日くらいですとミニョは言った。
「なんで、そんな気になったのよ!」
ヘイは、テギョンを見て聞いた。
「答えなさいよ!」
唇を尖らせてヘイを見ているテギョンは、ハっと短い溜息をついたが、グッとシャンパンを煽ってミニョを見た。
「こいつに海に行こうって言った後にその話をされたんだよ!」
リンに食事を運んでいるミニョは、聞いているのかいないのか微笑んでいるだけで、何も言わない。
「リンには、初めての海だし、星空が見えるならあの時と一緒だとあの時も、こいつに曲をプレゼントしたんだ!」
いつものテギョンから比べたらかなり饒舌に説明を始めた。
「だからってプロポーズには結びつかないじゃない」
ヘイが、不思議な顔をしているとテギョンは赤くなっている。
「何よ・・・その顔・・・まだなんかあるのね」
「煩い!!これ以上教えてやれるか!!」
真っ赤になって横を向いてしまったテギョンにヘイは、ミニョを見てなんなのと聞いたが、ミニョも笑っているだけで答える気はない様なので、まぁ、良いかと膝の双子を見下ろした。
「ミナムのヤツそろそろ戻ってくれないとわたし疲れちゃったわ」
膝の上でキャッキャと騒ぐ二人を見ると、丁度そこに置かれていたカニの足を握って二人で取り合いをしている。
「オンニにはふたりで、わたしにはリン一人」
ミニョが、突然言った。
「何よそれ!」
ヘイが、双子に足を一つずつ渡してミニョを見た。
「そういう意味だそうです!」
にっこり微笑んで、ヘイを見ているミニョの顔を暫くジーッと見ていたヘイは、前に座っているテギョンの顔を見ると、そっぽを向いて照れたようになっている事に意味を理解したようで、ヒクッと次第に頬を緩ませると大きな声を出した。
「えっ、ええええーなによそれー!!!そういう意味なのー!!!!」
「はい!さっき教えてくださいました!」
はにかんで赤くなるミニョは、これ以上は、という顔をして黙ってしまった。
「あっ、あんたって・・・はは・・・ぜーッたいおかしいわよ!!」
ヘイは、テギョンを指差して腹を抱え始めた。
「煩い!!黙れ!!」
「プライドが邪魔で言えないのさ!」
戻って来たミナムが、ヘイの前に置かれたグラスを煽ると双子を抱えて言った。
「どういうことよ!?」
ミナムにスヨンを渡したヘイは、首を回して自身の肩に手を置いた。
「仮にも皇帝ファン・テギョンだぜ! プライドの塊!ファンの前を歩く姿なんて正に俺様!そこがまたいいんだろうけど」
「傲慢な潔癖症!」
シヌが後に続けたが、テギョンがギッと睨んでいる。
「トラブルに巻き込まれることも嫌い! それでトラブルの塊みたいなミニョが好き・・なっ!矛盾してるだろ!」
「オッパ言い過ぎです!」
ミニョが膨れてミナムを見た。
「本当のことだろう! 俺様なファン・テギョンの弱点って言えばやっぱりお前だろ!」
ミナムはニヤニヤしている。
「ねぇねぇ皇帝は、お願いってするのかな」
シヌとミニョの間に立ったジェルミは、ミニョが差し出したグラスを受け取ってそれを飲み干している。
「神とか絶対的なものの前なら膝くらいついてお願いするんじゃないか!?」
ミナムがジェルミと顔を見合わせている。
「こっちの皇帝はどうなんだ!?」
シヌはこっちとテギョンを見たが、直に否定の言葉が返って来た。
「そんな事するか!!」
「どんな感じでしょうね!?」
ミニョが、ポーッとしながら口にした事にその場の全員の顔がミニョに向いた。
「もしかして、飲んだ!?」
「ああ、そういう感じだな」
「おいっ!コ・ミニョ!お前!!」
「オンマーもっと飲むー!?」
いつの間にかリンがミニョにシャンパンを飲ませていた事に気がついたテギョンは、手に持っていたそれを立ち上がって取り上げている。
「お前、ミニョに勝手に飲ませるな!」
「オンマが飲むって言ったんだもん!」
「それでもダメだ!!」
不満そうにリンの唇が尖っている。
「オンマ可愛いもん」
「そんな事が問題じゃないんだよ!」
「ファン・テギョンssiに膝をついて頂けるならとーっても幸せですね」
酔いの廻り始めたであろう頭で、ポーッとしながら指を絡ませているミニョは、幸せそうに微笑んで目を閉じていた。
テギョンはその顔に大きな溜息をついている。
「おい!リン!場所を変われ!」
立ち上がって、リンに入れ替わるように要求した。
ミニョとテギョンを見たリンは、ミニョがあまりにポーッとしている為か素直にそれに従ってシヌの隣に座った。
ミニョの隣に座ったテギョンは、グッとその肩を抱き寄せると、水をグラスに注いでミニョに飲むように促している。
「ったく!外では辞めろと言ってるのに」
ぶつぶつ言いながらもミニョを介抱している姿に、メンバー達も笑みが零れ、やっぱりミナムが口を開いた。
「膝ついて欲しいってさ!俺は、ヘイの為ならいつでも膝くらいつくけどな!」
「煩いな!俺がどうするかなんてどうでも良いんだよ!」
ミニョの様子に不機嫌にイライラが募っていくテギョンは、首を振りながら溜息をつくと先に戻ると言った。
「お前は、どうするんだ!?」
まだ遊び足りなそうなリンに一応聞いてみる。
「えっとね・・・」
リンは、シヌを見て、ミナムを見るとシヌがクスッと笑っている。
「良いよ俺が連れて帰る」
「そうか・・・悪いな!」
テギョンはそう言うとぼーっとして足元さえも覚束ないミニョを立たせて先にコテージに帰っていくのだった。





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