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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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ルッキング!? #11


「何の事です!?」
2日目のライブが終わりコテージに帰った面々は、ヘイが到着した事もあり、それぞれに別れて食事に出かけ、一足早く戻って来たテギョンとミニョは、眠ってしまったリンをベッドに入れてその両脇で寝転がりながら寝顔を眺めていた。
「いや、ミナムのやつがな・・・」
言い難そうにテギョンが片目を瞑ってミニョから顔を逸らすように天井を見上げている。
「オッパがまた何か言ったのですか!?」
ミニョが、ミナムの発言について申し訳なさそうにテギョンに言うが、テギョン自身はあまり気にしている風でもなくて、いやと首を振っている。
「灯台の事、何か言われたか!?」
テギョンの発言にミニョが一瞬きょとんとして瞳を回すとテギョンと視線を合わせてからリンを見下ろし、その視線にテギョンもリンを見ている。
「ああ、こいつには朝、話したな」
「やっぱり・・・」
ミニョが、納得顔でテギョンを凝視している。
「何だよ!」
見つめられる瞳に甘さが、微塵も無いことにテギョンの唇が尖っている。
「オッパが、リンに教えたからですね」
「だから、何が」
テギョンがイラッとしてきたのでミニョは、腕を伸ばしてサイドテーブルに置かれていた写真を取った。
「これです!昨日見たでしょ」
リンの砂に書かれた文字を見せる。
「ああ」
テギョンは、昨日吹き出した事もあり、ばつが悪いのか片目を閉じた。
「オッパ、これ、なんて書いてあるか知ってるでしょ!」
「ああ、知ってる」
テギョンが、身体を起こしてベッドの上で胡坐をかいた。
「何て書いてあるのですか」
背中を見つめたミニョが聞いたが、振り返らないテギョンはそのままだった。
「お前も知ってるぞ」
上を見上げた視線は、明後日の方へ泳いでいる。
「えっ!?」
ミニョは、身体を起こしてジリジリとテギョンに近づいていく。
「お前が最初に書いたんだぞ!」
肩越しに覗くミニョの顔にチラッと視線を投げたテギョンが、不機嫌そうに言った。
「わたしですか!?」
「ああ」
ミニョは、考え込むように瞳を上に向けたり、首を傾げたりしているが答えは導き出せないようだ。
暫く続いた沈黙にニィッと口角をあげたテギョンが、肩越しに指を立てた。
人差し指でミニョを呼ぶ。
視線の先の呼びこむ指に気付いたミニョは、ベッドを這うようにテギョンに近づくと、いきなりその首に廻った腕に倒されてしまい、膝の上に頭を乗せる形になって、目を見開いている。
「お前が思い出せないのは、いつもの事だからな」
呆れた顔で、でも笑いながら、ミニョを見下ろしたテギョンは、顎のラインを指で辿った。
「お前に告白した時のものだ」
「コンサートですか!?」
テギョンの視線が鋭くなってミニョを見下ろす瞳だけを下げている。
「違う!もっと他にあるだろ!」
イラつく声で、少し気恥ずかしそうにそう言った。
「他ですか!?」
ミニョは、下唇に指を当てて上目遣いになると左右に首を傾げてテギョンの膝を刺激した。
「判りません」「何してるんだ!」
ふたりの声が重なって、テギョンの剣幕にミニョが肩を震わせた。
「あっ、すみません・・・」
膝の上だったとシュンとなったミニョは、慌てて謝って起き上がろうとしたが、テギョンがそれを許さなかった。
「お前、俺を挑発してるとしか思えんな」
ミニョの顎をしっかり右手で捉えていたテギョンは、左手で頭も押さえつけている。
「そっ、そんなつもりありません!!」
ミニョが困った様にテギョンの瞳を見るが、その色が既に薄い色に変わっていて、徐々にその顔が落ちていった。
「あっ、オッ・・・」
ミニョが口を開くのとほぼ同時にテギョンの身体がミニョに覆い被さってその唇を塞いでいく。
角度の違う唇同士が触れ合うと、抗議の言葉も息を吸い込むように何処かへ飛んでしまい力の抜けていく身体に更に深く押し付けられたそれが、思う様蹂躙している。
ひとしきり、深く口づけられたミニョは、ゆっくり離れていくテギョンの顔に深い笑みが刻まれているのを目にして両手で顔を覆ってしまった。
「何て書いてあった!?」
意地悪に意味深にテギョンがミニョに問う。
「それは・・・」
ミニョは、思い出したように口の中で言葉を転がしたが、声にはならなかった。
「ふっ、お前と俺の大事な約束だからな!他のヤツに教えてやる気はないさ!リンに教えたのは、お前が許可してくれって言った事だ」
「許可ですか!?」
「ああ、ファンでも良いって言っただろ!」
ニッと笑ったテギョンは、起き上がろうとしたミニョの手を取った。
「ああ、そういえば言いましたね・・・」
「お前は特別なファンだって何度も言ったけど」
テギョンがミニョの身体を起こすと正面から向き直った。
「それ以上だったからな」
満面の笑みを浮かべてミニョを見つめる瞳は、こちらも緩んでいて、照れたミニョが、俯きかけたがその肩を引き寄せたテギョンは、ゆっくりともう一度キスを落としていくのだった。






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