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loveYou're Beautiful❦Story it was based Korean drama "You're Beautiful" secondary creation.❧ Hope to see someday"You're Beautiful" of After that. Aliasすずらん──長い長い「物語」を続けております。貴方の癒しになれる一作品でもある事を願って。イジられキャラテギョンssi多(笑) 交差点second掲載中❦フォローしてね(^▽^) コメディ・ほのぼの路線を突っ走っています(*^▽^*)あまりシリアスは無いので、そちらがお好きな方は、『悪女』シリーズ等を気に入って頂けると嬉し。 『テギョンとミニョの子供・・・』という処からお話を始めオリキャラ満載でお届けしておりましたが、登場人物も交差し始め統一中。 長らくお付き合いいただいている方も初めましてな方もお好きな記事・作品等教えて頂けると嬉し(^v^) ご意見ご要望はこちら★すずらん★メッセージを送ってください。BM仕様限定のごくごく一部解除しました。 尚、当ブログ内の著作権は、管理者に帰属するものであり、転載・転用は固くお断り申しあげます。また画像等の著作権・肖像権は、発行元に帰属するものでありこちらも転載・転用は、ご遠慮願います。
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ファースト・ララバイ!? #2

前回、リンの為だったので、今回は、まだ見ぬ誰かの為に・・・どうぞo(^▽^)o
 
★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★


「そうでしたか!?」
ミニョが、テーブルに水とお茶を置いてソファに座った。
「ああ、そんな事もあったな・・・」
テギョンは、隣に座ったミニョの肩を抱くと、少し力を込めて引き寄せている。
「僕のことー!?」
リンは、ピアノを弾きながら、ふたりの顔を見た。
「そうよ」
「お前が生まれた時の事だ!」
水の入ったグラスをミニョから受け取ったテギョンは、中に入った氷を回す様にグラスを回転させるとグッと煽っている。
「その曲を作ったのは、あの2週間だからな」
リンが、弾いている旋律に耳を傾けて、静かに目を閉じるテギョンは、当時を思い出すように頷いている。
「あの時は、とても驚きましたね」
「ああ、病院で怒られたな」
その言葉にリンが、首を傾げて反応すると途中で弾くのを辞めて椅子から降りてきた。
テギョンとミニョの間に立つとふたりの膝を見てから、その間に手を入れて引き離すようにして、真ん中に座った。
「アッパが怒られたの!?」
ミニョからジュースの入ったグラスを受け取り、下を向いて口をつけたリンの頭の上で、テギョンは、リンを睨むと目を細めてミニョの顔を見ている。
「そうですよ!」
クスクス笑うミニョは、テギョンに首を振るとリンの頭を撫でていた。
「リンの為の曲でしたからね」
「ふん!だいたいミナムとジェルミが訳のわからない歌詞をつけて歌ったのが原因だろ!」
テギョンが不機嫌に口にすると、ミニョは、口元に手を当てリンのグラスをテーブルに置いて、お菓子の乗ったお皿を差し出している。
「これっ!」
「それでも叱られたのは、アッパでしたからね!」
「ふん!あいつらのせいだ!」
「子守唄にしては、恋の歌みたいでしたよね」
「そうか!?」
テギョンが、天井を見上げて腕を組むと思案するように口の中でブツブツ転がしている。
「また創るのー!?」
リンがテギョンの膝に手を置くと瞳を輝かせて見上げている。
「ああ!そのつもりだ!」
テギョンがリンの両脇に手を入れて膝に抱えて座らせた。
「今度は、大分時間もあるからな!」
「えっ!?リンの時も大分時間があったじゃありませんか!?」
ミニョが驚いたようにテギョンに聞くと、そちらを見たテギョンが、唇を尖らせている。
「こいつの時は、違うものを用意してたんだよ!」
「そうなのですか!?」
「ああ、作曲しようとは思ってなかった」
リンがテギョンの手を掴んでその手を握ったり開いたり触れながら遊んでいる。
「ふーん!いつ、思いついたのですか!?」
ミニョが立ち上がるとダイニングヘ向かいながらテギョンに聞いた。
「合宿所にいる時だな!あの部屋でお前の事を思い出していた!」
テギョンは、リンの手のひらを掴むとその指に自分の手を重ねて、指に出来た胼胝(たこ)に触れながら何か囁いている。
「何か嫌な感じですね・・・」
リビングに戻って来たミニョの手には、フルーツの乗ったお皿があった。
「ふっ!お前に迷惑掛けられてばかりだったからな・・・」
ミニョの頬が膨れると、リンにフォークを渡してお皿を置く。
「オッパが意地悪だからです!」
2本のフォークを持ち上げて、フルーツを口にしたミニョは、リンと顔を見合わせておいしいですねと言っている。
「おい!俺のは!?」
テギョンが、リンにだけフォークを渡したミニョに寄越せと手を出している。
「オッパが、意地悪しないならあげます!」
ささやかな仕返しにフォークに刺したいちごを持ち上げたミニョが、顔の前で一つを口にしてみせた。
「子供じゃないんだから寄越せ!」
テギョンが、ミニョの腕を掴むとその手を引き寄せて、いちごを口に入れた。
「うん!旨いな!」
「アッパが、子供みたーい」
リンが、一人で次々フルーツを摘みながらテギョンを見ている。
「ふん!ミニョは俺に敵わないからな!こうやって仕返しするしかないのさ!」
テギョンが、リンにそう言うとふーんとにっこり笑ったリンが、ミニョを見た。
「なっ!!何て事を!!」
テギョンの言葉にミニョの頬が更に膨れていく。
「クスン!アッパが虐めるからじゃないですかぁ・・・」
ミニョが指を目元に充てて泣きまねをしてみるとテギョンがそれを睨んで唇を尖らせた。
「似合わない事をするな!!嘘つき妖精じゃあるまいし!!」
「ヘイおばちゃん!?」
「ヘヘっ!!」
照れたように顔を赤くしたミニョは恥ずかしそうに笑っている。
「ったく!ミナムとヘイに毒されすぎだ!」
「そうですか!?」
まるで、ミニョは元々そうであった様に口にしたのでテギョンが、ぎょっと目を瞬いている。
「お前、そんなだったか・・・」
「さぁ!?どうでしょう!?」
可笑しそうに笑うミニョは、リンの口元にタオルを当てて拭いてやりながらフォークを受け取るとお皿に置いて、ソファにゆったりと座った。
そのお腹に両手を当てて見つめ嬉しそうに微笑んでいる。
「次は、どちらでしょうかね・・・・・・」
穏やかな母の表情を浮かべるミニョがしみじみ口に乗せると、リンの腰を抱いたテギョンが、体を少し傾けてミニョの頭を引き寄せた。
「どちらでも良いさ!お前と俺とリンと、もう一人増える!俺達の所に来てくれた!それだけで良い!」
ミニョと額を合わせたテギョンは、その瞳を覗き込んで軽いキスをした。
「そうですね!どちらでも・・・天使がもう一人増えるのですから・・・」
ミニョは、リンの頭を撫でながらにっこり笑った。
「僕もどっちでも良いよー」
リンもミニョの顔を見つめて微笑んでいる。
「ね、アッパ!僕も子守唄、創って良い!?」
リンが、突然テギョンに聞いた。
「お前が!?」
「うん!!」
「ふ、それはお前の自由だ!そうだな・・・良い物が出来れば、考えてやらなくもないな・・・」
その言葉にミニョが、僅かに目を見開くと、テギョンとリンの顔を見て何ですかと聞いた。
「ああ、リンの為に作った器楽曲をCDにしようかと思ってな・・・」
「えっ!?」
「新しい命の為に俺がいつも弾いてやれないだろうから、だったら、新しいものも容れて作ろうかと思ってる」
「そうなのですか!」
ミニョが嬉しそうに両手を合わせてテギョンを見ている。
「こいつが弾いているのは、まだまだだからな!」
頭に手を置いて髪をクシャクシャするように撫でるテギョンをリンは下から唇を尖らせて睨んでいる。
「上手ですけどね!?」
ミニョは、テギョンにそう言うが、テギョンは口の端だけで笑っている。
「弾くのは上手くてもな・・・作る方はまだまだだからな!」
唇が尖っているリンは、小さな腕を組むとぶーっと言い、その顔にテギョンもミニョも声を出して笑う。
「天使の為に素敵な曲を作ってくださいね!?」
リンの頬に手を当てたミニョが、ふたりを交互に見て言った。
その仕種に機嫌を直したリンが、ピョンとテギョンの膝から降りると両手をあげた。
「僕、頑張るー!」
トコトコとピアノへと向かっていく。
テギョンは、リンのいなくなった空間を埋めるようにミニョに近づくとまた肩を抱き寄せて、お腹に手を置いた。
「お前の為に、また、いい曲が出来ると良いな!」
ミニョへともお腹の子へとも告げるようにそう小さく口にしたテギョンは、ミニョのお腹に置いた手の上に包み込むように乗せられたの手のひらに包まれながら穏やかな幸せを感じているのだった。




★★★★★☆☆☆★★★★★



眠ってるお前の横顔に

穏やかな光が差し込む

隣に眠る小さな姿

並んだ顔に

俺は幸せを感じている

お前の為のプレゼント

両手に抱えるほど用意したけど

なにが一番喜んでくれるかと

たくさん考えたのに

お前が一番笑ってくれたのは

俺の指先

紡がれる曲

穏やかな日々

お前と俺の幸せ

新たな命がお前に更なる笑顔を作り出す

もう一つ

増える幸せ

今まで以上に

お前に笑顔が増えるように

新たな曲をプレゼントしよう



★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★★★★★★☆☆☆★★★★★



テギョンの子供への最初のプレゼントはやっぱり子守唄かなと思いながら書きましたが、唄つきで子守唄って、なんというか・・・むずかしっ!メロディーラインが童謡ばかり浮かんで・・・(;^ω^)
バラード共違うし・・・まぁ、こんな感じになりましたo(^▽^)o
最後まで読んで頂いてありがとうございます!!
復活したので頑張りたいと思いますが・・・基本、気ままなので(笑)
また宜しくお願いしますっm(__)m







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